【連載】変換人型ゲシュタルト論

■変換人型ゲシュタルト論(19) ~変換人型ゲシュタルトの基礎~

投稿日:2022年5月2日 更新日:

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。


◆◇変換人型ゲシュタルトの基礎◆◇

『次元観察子ψ3』の認識は「変換人型ゲシュタルトの基礎」とも言えるぐらい重要な関門である。

それをどのように理解していけば良いのか?
これから本格的に説明していこうと思うが、
必要なことを一旦おさらいをしておこう。

まず、次元観察子ψ3の発見のためには、
ミクロとマクロが対称性を持ったものとして見る視点を発見すること。

また、それは3次元空間の中にはなく、4次元の方向にあるということ。

それから、以下の推論によると、
3次元空間の外側であるそこには「無限遠点」「主体」があるということ。
主体の位置と対象の位置から「人間の外面世界」が分かるということ。

※ 主体の位置は3次元空間の中には存在していない。
※ 無限遠点とは主体の位置が存在するところである。
※ 主体の位置と対象の位置とを結ぶ空間に人間の外面世界がある。

書籍『人類が神を見る日』によると、
「ψ3が主体を構成している空間」と書かれているので、
「ψ3⇒主体」と紐づけて理解しておこう。

問題は、実際にどうすればそれが分かるようになるのか?
あるいは、どうやったら「主体」「無限遠点」「人間の外面世界」が発見できるのか?である。

それについてこれから考えていこうと思う。

ヌーソロジーで扱うここから先の意識は、
思考の域を超えた思考みたいなものなので、理屈を捨てる必要があるかもしれない。
あるいは、もしかしたらコツが掴めればすぐ分かるかもしれない。

そんな感じで心してかかっていこう。
 

変換人型ゲシュタルトの基礎となる概念

ヌーソロジーと変換人型ゲシュタルト論は、
次元観察子ψ3の理解からが本番となるわけだが、
そこから先の基礎となる概念をおさらいしよう。

まずは、(ミクロ)全体(マクロ)の二つ。
それから、前(奥行き方向)後ろ(手前方向)である。

~点(ミクロ)と全体(マクロ)~

~缶の奥側(前)と缶より手前側(後ろ)~

これは、次元観察子ψ1(ミクロ)と次元観察子ψ2(マクロ)の対化でもあり、
これがすべての基本となる。

これを実際に動いて確認していこう。


※久々にヌーソロジーたんを登場させます

 
まず、手を指差しで前に出すポーズをしてみよう。

これはミクロと奥行きを意識する時のサインである。

 
次に、両手を適度に広げて世界の全体を感じてるかのようなポーズをしてみよう。
(顔の位置はなんでも良いけど、正面よりちょっと上を向いておこう)

これはマクロと、対象より手前側にある世界(幅)を意識するサインである。

以上の二つのポーズを繰り返してみよう。

そして、以下の二つを繰り返しながら「ミクロ・奥行き」と「マクロ・幅」も意識するようにして、
その両方の感覚を強めるようにしよう。

これは次元観察子ψ1と次元観察子ψ2の意識みたいなものであり、
変換人型ゲシュタルトにおける『負荷』と『反映』の基本でもあるため、
今後の『変換人型ゲシュタルト論』でも基本になってくる。
 

ミクロについて意識する

それから、ヌーソロジーではψ1が奇数系ということで、
ミクロ側を重点的に意識していくわけである。

指差しポーズと共にミクロを意識するのも良いが、
ひたすら瞑想するように意識していくのも良いと思う。

ヌーソロジー的にはミクロのものにこそ可能性があるため、
より具体的に素粒子ほどの大きさのものを理解できると良いわけである。

このように、理屈を超えてミクロを知覚をすることを「ミクロ知覚」と呼ぼう。
 

ミクロを先手として光景を見る

純粋なただの一点を見続けていると、どうなるだろうか?

その点はどれほどに離れていても、同様な点のように見えてくる。
そうなると、大きさも距離も関係ないように見えてくるのではないだろうか?

そうしながらも、一点に集中しながら空間全体を見ることをやってみよう。
すると、空間全体に対しても、大きさも距離も関係なく見えてくる。

その感覚が大事である。

このように、「大きさも距離も関係ない」状態になったら、
それは「ミクロとマクロが対称性を持ったものとして見ている」ことと同義である。
なぜなら、それはミクロとマクロはほとんど変わりなく一緒という視点であり、
ミクロのように大きさや距離が存在しない概念としてマクロが見えてくるからである。

また、それを続けていくとヌーソロジーで『最小精神』と呼ばれる意識が芽生えてくるかもしれない。
最小精神はオコツトが言ったヌーソロジー用語で、以下のように説明されている。

最小精神は顕在化における最初の位置となります。(シリウスファイル)

※『顕在化』は「次元観察子ψ1~ψ14の意識の顕在化」という意味であり、変換人型ゲシュタルトの形成と同義。

もし、そんな意識が芽生えた場合、それがヌーソロジーの基本にもなるため、
大切に育てていこう。

 
↓続き

■変換人型ゲシュタルト論(20) ~ダグラス・E・ハーディングの手法~

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哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
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「4次元」とは何か?というのが主なテーマ。割と理系的な視点から「異世界」について探求していった本と言っても良いかもしれない。
『ヌーソロジー』の理解に必要な「4次元認識」の実践部分もあり。
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