不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。
◆◇垂子の回転◆◇
前回、『次元観察子ψ5』の発見のカギとなるのは、
「回転」と「無数化」だということを書いた。
今回は「回転」について説明していく。
・・・その前に、『垂子』についてを軽くおさらいしよう。
『次元観察子ψ3』は「知覚正面」が分かった時に発見されるもので、
以下の図を知覚正面とした場合、垂直方向にあるものが『垂子』である。
そのため次元観察子ψ3~ψ4が『垂子次元』と呼ばれるので、
この概念についてよく意識していこう。
「垂子」の回転
さて、次元観察子ψ5の発見は、次元観察子ψ3~ψ4の『等化』でもある。
等化の基本は回転なので・・・『垂子』を回していこう。
まずは「知覚正面」を意識してから・・・
その「知覚正面を回す」イメージである。
Kitcat実験のイメージだと、以下の絵を「知覚正面」として・・・・
それを回すイメージである。
上記のアニメーションは分かりやすいように描写したものだが、
実際に知覚正面を回すイメージができるだろうか?
「垂子」から「垂質」へ
そもそも、「回転」にはどんな意味があるのだろうか?
以下のKitcat実験のアニメーションを見てもらえれば分かりやすいと思う。
これは「自分がKitcat缶の周りを回ってるかのように見えるアニメーション」であり「Kitcat缶が回っているアニメーション」でもあるわけだが、
対象の物が回転した場合、どういうことが言えるかというと・・・
対象の物を立体物(3D)として全体を認識することができる。
そもそも、回転がない場合は2Dである。
上記の光景でも、光と影の見え具合で3D上はどうなってるかの推察はできるが、
結果は触ったり回って見たりしないと分からないのである。
光と影の色合いは装飾で、実は缶の形とは全然ちがう形をしている可能性もある。
見ている光景に先入観を持っていると、
以下の動画のように分かりずらい配置になってる可能性もある。
それを確かるためには「触覚」で認識することも大事だが・・・
視覚で認識する場合、対象の周りを回ったり、物を回したり、回転がないと3Dとして物体が認識できないのである。
『垂子』と「知覚正面」を回転させる場合もこの法則が大事となる。
「回転によって一つ上の次元の全体像が見えてくる」という法則によって、
「知覚正面」よりさらに次元が上がり、認識している空間の中に「実体」が出てくるようになる。
このように、『垂子』が回転によって実体を持つことを『垂質』と呼ぶ。
そのため、次元観察子ψ5のある次元は『垂質次元』と呼ばれている。
回転による入れ換え
それから、主体と客体(前と後ろ)を回転させて入れ替えた場合はどうなるだろうか?
このように回転させて入れ替えるみたいなことをやってるうちに、
前側と後ろ側が繋がる位置が見えてくるんじゃないだろうか?
『次元観察子ψ3』の時も光速度のスピードによって新しい空間が開けていったので、
ここでもまた、光速度の回転スピードがイメージできた時は新たな次元が開けてくるかもしれない。
Kitcat実験の意味
さて、『垂質』についてを深掘りするために、
「Kitcat実験」について改めて考えてみよう。
これは『次元観察子ψ5』を理解するための実験である。
そこにある認識のプロセスを整理すると・・・
「実際は缶が自分を中心に周っている」(ψ1~ψ2)
⇒「自分が缶の周りを周っているように見える」(ψ3)
⇒「自分が周っているようだが、自分が不動であるかのようにも見える」(ψ5)
・・・というように、認識が二回反転する所が重要である。
それから、「自分が缶の周りを周っているように見える」には目の前の缶を「知覚正面」として見る必要があり、
さらに、その状態がアニメーションのように連続している所が重要である。
そうしたことを意識してKitcat実験の動画を観るようにして、
次元観察子ψ5を理解していこう。
以上。次元観察子ψ5について少しでも分かってきただろうか?
まだまだ序盤なため、引き続き詳しく説明していこうと思う。
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