現代社会考察

宮台真司襲撃事件について思うことを書いておく

投稿日:2023年2月19日 更新日:

◆宮台真司さん襲撃事件:時事ドットコム

タイトルの通り、社会学者の宮台真司襲撃事件があり、犯人が発覚したものの既に自死していたというニュースがあった。

自分(Raimu)もブログで宮台真司について徹底的に書いたことがある人間なので・・・
襲撃犯への対応は見事なものだと思った。けど思想の完成度の低さに関しては別問題だからな!など色々と言いたいことはある。

まだ不明瞭な所はあるものの、文春取材の情報などもあり分かってきたこともあるため、自分の所感と思うことを軽く書いておこうと思う。

とりあえず襲撃事件で起きたことを順番にまとめると・・・

東京都立大学で襲撃が起きたのが去年の11月29日。
退院及び復帰報告がされたのが12月07日。
警察によって防犯カメラの画像公開がされたのが12月12日。
第二の画像公開がされたのが今年の1月27日。
そして、容疑者の自殺が判明したのが1月30日である。
(死亡時刻とされてるのは12月16日)

今回の襲撃事件に関して、その原因と思われる宮台真司の考え方についてや、その他に思うことを何でも書こうとすると大変長くなりそうなので・・・
主に以下の動画について言及していく方針にする。

襲撃事件後、 2022/12/22にアップされた、宮台真司×落合陽一の対談動画である。

宮台真司は非常に頭の良い社会学者なので、基本的に良いことや正論を言っているが・・・、この動画に関してツッコミたい問題点があるのが自分の感想である。
ツッコミたいことを要約すると2点ほどあるのでそれについて書いていく。
 

問題点その1

まず第一に、宮台真司はよく「クズ」という言葉を使って物事を批判するし、誰かを罵倒する。
特に、最近の若者に対してそれを言う。
そしてそれは「不快にさせたいから」と本人は名言しているし、先の動画でもよく語られている。
宮台真司の理屈だと、そうやって傷つけると、若者は「このやろう」と噴気して変わるものだかららしい。しかし・・・・・・

  • 若者に対してクズって言葉で罵倒して変わるわけがない

という問題点があると思う。
これは宮台さんを支持する人の中でも薄々感づいてる人もいるのでは?

実際、それで変わっていった者はいるのだろうか?
基本的に一般的な若者は宮台真司のことをよく知らないことが前提になる。そんなよく知らない偉そうな大人が、大して理解もしてない口調でそんな罵倒する言葉を投げかけられたぐらいで、そこに愛を感じて変わろうとするなんてことはあるのだろうか?
そのような言葉で傷つけたら殴りたいぐらい不快に思われるだけか、「なんだコイツ、エラそうだし相手するのは面倒なだけだ。」と思われて相手にされない・・・とかなるのが大半の反応として当然なのではないだろうか?
さらに、もっと繊細な人を傷つけた場合は、本当に気にして落ち込んでしまうか、逆上してしまうこともあり得るのではないだろうか?

自分も最近、宮台真司の動画で若者がクズ化していると言ってドン引きするほどクズという言葉が多用されてるものを観たことがあったりした。
ニコ生に出演してコメントに対してキツい言葉を投げかけた、もっと酷い内容のものもあるらしい。

本人は意味があると思ってやってることだし、言論の自由の元で言いたいことは言うべきなのは分かるけど・・・
しかし、言っても社会のためになるわけではないような、人を感情的にさせるだけな、不要な発言であれば止めておくのが正解なのではないだろうか?

 
さて、それはそれとして、最近の若者事情や、社会で起きている変化について理解するのは難しいことだと思う。

宮台真司に限らず、大学でゼミを開いて教えている人が言うには、
ある時期から大学生の哲学に対する興味傾向や、興味分野が変わってきて、もっと実用的なものや仕事や就職に直結するものを求めるようになったという話がある。これは確かにその通りだと思う。
これにはもっと奥が深い事情や社会背景があるのだが・・・、それに対して「クズ化」と単純化して捉えて、そこで止まってるようでは駄目だと思う。

そんな感じで、宮台真司は「クズ」って言葉で思考停止してるかもしれないと思える所がある。
いや、かもしれないというかそのせいで思考が劣化してるし停滞してると思う。
これは当人がいう「言葉の自動機械」の作用でもある。
「言葉の自動機械」を提唱し、「言葉の自動機械」を批判しているが、自身がそれに陥っている。また、それによる単純化によって思想の完成度が低くなっている。その点に関しては一番気に入らない。

それによって宮台真司はますます「若者と話し合う気がない」状態になってしまっている。
そして、実際に今回の事件でそれが結果として表れてしまったのもあるのかもしれない。
 

問題点その2

さて、宮台真司は若者をクズと呼んで批判するだけでなく、その処方薬として「仲間を作れ」(それも法の外の掟で結びつくような)と言っているが、ここにも問題点がある。

  • 「仲間を作れ」というが、その内容が抽象論止まりで具体性に乏しい

これは第二の問題点だと思う。
具体性がないし、具体的に何をすれば良いかに落とし込めてないし、具体例もない。
あったとしても「本当にそれで良いのか?」と言いたくなるようにズレてることを言ってることが多い。

先の動画で挙げられていたことだと「自分が困れば助けてくれる人がいる」と言っていたが、本当にそれで良いのだろうか?
最近の若い人の生活の中でそんなノリで助けを求めて、実際に成功した事例があったのだろうか? あるいは、それで失敗した事例は無かったのか?
むしろ、昔の時代だったらそれで上手くいったかのように言っているが、本当にそれで上手くいった事例があったのだろうか?
具体的な話が出てないから何も分からないし信用できない。

それから、よく宮台真司の持論で出てくるのは「法の外に出ろ」という言葉である。
これはそこで仲間を作れという話にも繋がってくる。
「法の外」とは何か? 「法」とは何か?
これについても納得のできる具体例が非常に少ない。
宮台真司が若かった頃の時代は、破っても良い法律があったためそれを破っていれば良かったらしいが・・・
そんな簡単な話ではないだろう。

ここで言う「法」とは非常に広義な概念であり、「社会を支配しているルール」と言えるものでもある。
資本主義社会において全体を覆っているルールは「お金を稼いで優位に立つこと」である。
だから、今の時代における「法の外」も、そのルールから出ることに通じてくる。
要はそういう話なんだろうと思う。

・・・しかし、これも簡単な話ではないのである。

就職氷河期以降の社会、人によっては普通に生活する金を稼ぐだけでも大変みたいな状況になった。
ほとんどの人にとって、子供を育てるための金を稼ぐだけでも大変みたいな現実になった。
そんな状況の中、学生達も将来の生活の安定も意識していきながら、学業や遊びに専念しなければならない。
けど、確かに今の時代はおかしいことはなんとなく分かるので、仲間を作れるなら作っていきたいし、人を助けられるものなら助けたい。
けど、助けるには自身も生活を安定させる必要もあって、余裕と安定がないと十分に助けることはできない。自身の生活が十分でないまま他者を助けて、そこから自己犠牲依存になってしまうのもそれはそれで危険である。
そうした板挟みとなっている状況を踏まえつつ、具体的にどうすれば良いか探っていかなければならない。

実際にその辺について若い人の話を聞いて真剣に考えていると、分かってくることがあるはずなのだが・・・

そうした配慮のない宮台真司の言う「仲間を作れ」論は、具体的に納得できる話が少なすぎて、説得力に乏しいものになっているのである。
若者に対する理解が足りなすぎるのではないだろうか?

若者をクズ呼ばわりする習慣と合わせて、こうしたことから、宮台真司は「若者を大して理解していない」し「若者と大してコミュニケーションしていない」のが分かる。

社会学者としての博識ぶりが評価されている宮台真司だが、若者論に関しては「若者と大してコミュニケーションできてないレベル」でしかないため、かなり劣ったものとなっている。
 

氷河期世代について

さて、今回の襲撃事件の犯人は41歳ということで氷河期世代だった。
これには個人的にもピンときた。

そもそも「宮台真司は若者を理解していない」ということで「若者」と一言にして説明していったが、宮台真司にとっての「若者」とはどれくらいの年齢なのか?
それは、ざっくりと「氷河期世代以降」とするのが妥当である。
したがって、氷河期世代は今は割と40越えぐらいに高齢化してるため、若者と言ってもおじさんぐらいの人も含まれている。
(あと、女にはやたらと甘いので、批判対象は基本的にである。)

山田玲司のヤングサンデーの、奥野晴信氏による氷河期世代についての熱弁を聞いてから、「そうか。氷河期以降の価値観が大事なんだ」と、自分はずっとそのことについて考えることようになった。

ここでは氷河期世代の価値観についてよく語られているし、それを真剣に聞いてる人の態度も表れている。自分が理想としてるものが表れていて分かりやすいと思う。

宮台真司の社会学を追っていると、社会で大きな変遷があったのはやはり就職氷河期である。
そして、宮台真司がよく理解しているのは就職氷河期より前で、ズレたことばかり言うのは就職氷河期以降である。
だから、要するに宮台真司は氷河期世代や氷河期世代以降に対する理解が足りないのである。
理解が足りないから、その悲しみにちゃんとよりそうこともできないし、ちゃんと話し合うこともできない。

これは宮台真司だけでなく、宮台真司を信者のように支持している人の価値観と、氷河期世代以降の人の価値観も全然違う。だから個人的に聞いててなんでこんな信者がいるのか理解不明に思うことが多々ある。

氷河期以降の価値観は大事である。
さっきの動画で氷河期世代の人の話を聞くなりして、ちゃんと学んで欲しいものである。
(実用的なスキルを優先する思考は単なるクズ化ではなく、先に生活を確立しておくための真っ当な考え方であること、など)
若者について何か偉そうなことを言ったり、決めつけるようなことを言うぐらいなら、もっとその辺に対して最低限の理解はして欲しいと思う。 
 

良い感想もある話

さて・・・ネガティブなことを色々と書いてしまったが・・・
自分の意見なんて一個人の意見に過ぎないため、重要なのは周囲の反応である。

先の『宮台真司×落合陽一』のYoutubeコメントを見てみよう。

もちろんファンの方々による書き込みが多いため、
宮台真司の人気ぶりが分かる一覧である。

愛を感じるみたいなコメントは感じ方の問題だし、昔から宮台真司が好きな人は肯定的に捉えるのは分かるので、その辺は置いておくとして・・・
自分が一番重要と思うのは「クズと言われて変わろうとしている人」がいるかどうかである。

探してみると、一応多少はそんな反応の人もチラホラといるみたいである。
氷河期世代以前の人なのか以後の人なのか?
分からないが、クズと言われて好意的に感じている人もいるようである。

一方で、やはりそれに対しては批判的なコメントもたまにある。
しかし、数的には少数の様子である。

・・・と、初見では思ったのだが、Youtubeはその仕様上、デフォルト設定ではコメントが「評価順」で並び替えられて上の方に来ているものが表示されるので、デフォルト設定だと大体肯定的な意見をよく見かけるようになっているらしい。
設定を「新しい順」にすると、新しいコメントがそのまま表示されるため、肯定と否定の双方がどれくらいあるかが分かってくる。

その内容はネットのコメントらしく雑なものが多いし玉石混合であるが・・・
気になったものを軽くピックアップすると、以下のコメントがあった。

おお・・・実に真っ当な意見で素晴らしいと思う。
こういう人達もいるのは心強い。

全体的に肯定の数と否定の数はどちらがどれほど多いかカウントしたいと思ったが、どっちとも取れないコメントや短く雑なコメントも多いため、厳密な比較は難しいと思った。
ただ、肯定に対して否定の方もほとんど拮抗してるぐらい多いと思った。

・・・・うーん・・・・なるほど・・・・

とはいえなんにせよ・・・中には「クズと言われて変わろうとしている人」がいるならば・・・
まぁ・・・それはそれで良いんでないだろうか?

その割合はパーセントにして10%圏内ぐらいなのか、5%圏内ぐらいなのか、どれほどなのか分からないが・・・
もし10人に1人以下の割合しかないとしたら、せいぜいその程度の人しか変われないという話になるだろう。

自分はあくまで「クズと言われて変わる気がしない人」の方が圧倒的に多いんじゃないかという見立てでいるため、今回の記事の内容もそういう路線で主張している。
それから、言葉の投げかけをするにしても、「仲間を作れ」論にはもっと具体的な落とし込みがないと完成度が低いのでは?と思うので、その辺りの問題提起はしておきたい。
 

犯人についてさらに思うこと

以上。宮台真司について、またどちらかと言うと批判よりの内容を色々と書いていった。
自分は「言いたいことがあったらとりあえず書ける人」なので、こうして書くことができた。
宮台さんの周りには宮台さんの批判をすると怒る信者みたいな人が多く、賛同する人ばかりに囲まれているため、当人がこんな批判的な文章を真剣に読んでくれるかは分からないが、とりあえず文章としてまとめることはできた。

しかし、先の襲撃の犯人はそんな人ではなかった。
自分は体格が貧弱過ぎて戦うには不向きなものの、なんとか文章執筆スキルに関しては身につけることができた人間だが、
彼は体格が非常に優れているタイプで、文章表現は苦手だったのかもしれない。

「暴力はよくない」というのはその通りで、「言いたいことがあるなら言論で挑むべきだ」というのもその通りだと思う。どっちも正論だと思うけど・・・

2022年7月8日、山上容疑者の起こした安倍元首相殺人に対して、宮台真司は『REVOLUTION+1』上映後イベントにて、「山上容疑者のやった事は世直しとして機能した」と言ったことがあった。
それは殺人を肯定するものではなく・・・話し合いも民主主義を通用しなくなって、自力救済しかなくなり、絶望的な状態になると、暴力で世直しをするしかなくなるから、そもそもそういう状況を作ること事態が悪いことだという意味である。自分はそう理解した。

◆宮台真司、なぜ暴走でしか世の中は変わらないのか?

そして、今回の件に関しても、「話し合うのが無理な状態」を作って、一方的に絶望しか与えることができなかったのもまた、宮台真司本人の問題だと思う。

犯人は自死してしまい真相は謎のままだが・・・

自分の憶測だと、孤独死批判的な内容に対する行動の可能性が一番高いか?と思う。

◆宮台真司氏が指摘する、年間3万人が孤独死する日本の切実な問題 – ログミーBiz

現状分かっている情報から判断するに、犯人は再犯の準備をしていたほど非常に殺意が高く、さらに宮台真司当人に対しては言いたいことが一切なかったため、殺意以外の感情がほとんど無かったと思われる。
そして、自死という結果は「お前と話し合ったり、何かを言うぐらいなら死んだ方がマシだ」と表明するような行為である。恐らくこれは宮台さんにとって一番嫌な対応だと思う。

しかし、これはとにかく「起きてしまった結果」であるため、受け止めて考えねばならない。
この事件の原因の解明と、宮台真司自身のどこに問題があるのかの解明を願い、今後の変化に期待したい。

  
※続きも書きました↓

noteの方に「宮台真司襲撃事件について思うことを書いておく。追記版」を書きました

 

(2023/3/15追記)「被疑者送検を受けて」について

◆「戦後の知性主義が日本を破壊した」自宅にメモ 宮台真司さん襲撃事件 死亡の41歳男書類送検:東京新聞 TOKYO Web

「学者は一番上にきてはいけない人種」「戦後の知性主義が日本を破壊した」「大学教師なら人に偉そうに説教することを目的にしたらいけない」
・・・と、犯人の自宅にあったメモ帳の中身が報道され、
それと近いタイミングで宮台真司本人から「被疑者送検を受けて」の動画がアップされた。

その内容を一つ一つコメントしていって感想を書いたらまたキリがないので控えておくが・・・

とりあえず、警察がやるべき手続きも捜査も一通り終わったので、これで「一区切り」となるらしい。
「学者は一番上にきてはいけない人種」などと書かれたメモが発見されて、動機の可能性としては新たに「反知性主義」というのが追加された。
確かに、宮台真司といったら、政治家を呼び捨てにする勢いで批判し、上から目線で政治に対して偉そうなことを言う特徴がよく見られるので、そうしたことを嫌う人にとっては標的になることは十分に考えられる。

結局の所、自分(Raimu)の推測だと、以下の理由の複合あたりが動機として妥当か?と思う。
①長い読書歴と反知性主義によって積み重なった反感の可能性
②孤独死とセルフネグレクト批判の記事による逆鱗の可能性
③山上容疑者に触発されることで今の時期に起こした可能性

とはいえ、動機解明のための私物がほとんど隠滅されているため、警察の捜査で分かることはこれ以上の見込みがない。
そのため、「動機がよく分からないまま終わる可能性ある」と宮台真司自身も言っていたが、先の動画の前半ではそうした中でも分かる範囲内での見解を語っていた。
(条件付き無差別型の動機が含まれていると説明があったが、こんな強そうな人を条件付き無差別で標的にすることなんてあるのか?とツッコミ所もあった。)

しかし、動画の後半はいつもの持論みたいなことを語っていて、
氷河期世代やひきこもりのコミュニケーション不足を心配しながらも、
簡潔に言って「昔は良かったが今は悪い」みたいなパターンにハマった結論で終了してしまうような、とても残念でつまらない内容だと思った。
引きこもりが誰とも交流を持たないで同じ思想にグルグル留まることを「エコーチェンバー」と呼んでよくないこととしたが、その問題提起をする立場の者がエコーチェンバーにハマったように同じパターンなことを言っていては、まったく説得力がないのではないだろうか?
結局、引きこもりに限らず、周りをイエスマンで固めた大学教授も似たパターンに陥る可能性があるということだろうか?
確かにこれには気をつけなければいけない。

それから、どういうコミュニケーションが良いのか?についての具体例の話はやはりズレていて、
「若者と大してコミュニケーションできてないレベル」の話はここでも展開されている。

今回の一件で、自分が個人的に宮台真司に期待していたのは当人の「変化」だったが、この様子だとあまり変わりそうではない・・・
事件の顛末は倉光実容疑者の最後も含めて何も良い進展はなく、非常に残念な結果になったと思う。

先の動画の内容も結局、つまらない話に至るだけだったし、
宮台真司は「つまらなくなった人。終了!」で結論づけて、もうあんまり扱う必要もないかなぁ・・・と、

そんな風に思いました。


-現代社会考察

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哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

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