不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。
前回、「回転」や「無数化」についてを説明した。
『次元観察子ψ6』においてのそれは、3Dやアニメーションの仕組みが密接に関係していることも分かっただろう。
また、Ψ5とΨ6は共に「身体の次元」と言えるものに該当する。
そのため、「3Dゲームの中にある身体」を理解することは、ほとんどΨ6を理解することと同義である。
何か適当な3Dゲームをピックアップして、その中にいる主人公が自分自身であることをイメージしてみると良い。
このように、3DゲームでΨ6を理解していくと、分かりやすいので良いと思う。
「火星」の付随イメージ
さて、イメージの話をもう少しつきつめていこう。
これまで『次元観察子』と「惑星」を対応させていったように、Ψ3は「水星」、Ψ4は「金星」、Ψ5は「太陽」・・・と対応させていった場合、Ψ6には「火星」が対応する。
(厳密に言うと、「水星」「金星」「太陽」はそれぞれ『大系観察子』のΩ3, Ω4, Ω5が対応するため、これも厳密に言うとΩ6に対応する)
火星は西洋占星術やギリシャ神話において「戦いの星」のような存在であり、占星術的な意味だと「闘争心」「情熱」「行動力」「欲望」「性的エネルギー」などが挙げられる。
これらはどれも「他者 」に絡んだものとして相応しいとも言えるだろう。
無数の他者に対して勝ち抜いていくための戦いの意識や、他者に対してのアウトプットなどが火星の意味になるわけである。
ψ5は魂や精神を強化していく感じとするならば、それに対してΨ6は鎧を強化する感じや、鎧を着る肉体を鍛える感じになるだろう。
これと、「3Dゲームの中にある身体」もまたイメージがマッチする。
Ψ6の世界観は、3Dゲームような世界を勝ち抜くために、自身を鍛えていくような世界観である。
『次元観察子Ψ6』についてが大体分かって来ただろうか?
(続く)