
不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。
いよいよ『次元観察子Ψ7』の話をしていこう。
これは『次元観察子ψ5〜ψ6』の『等化』をした先にある次の段階である。

こうしてみると4番目だが、観察子の階層の4番目までは『元止揚』と呼ばれるため、ここで一区切りとなっている。
いわば、元止揚の最高位に位置するノウス側のものが『次元観察子Ψ7』である。

また、Ψ7~ψ8より先は仕組みがガラリと違ってくるため、人間視点だとΨ7が最高位のようにも見えるものである。
この『変換人型ゲシュタルト論』もまた、Ψ7〜Ψ8の説明で最後とするので・・・これでラストのつもりでやっていこう。
「位置の変換」というワード
まず、『次元観察子Ψ7』は『位置の変換』というワードで呼ばれている。
『位置の変換』は書籍『人類が神を見る日』では以下のように書かれている。
位置の変換とは、位置の等化(次元観察子ψ5)と位置の中和(ψ6)を行った後に生まれるシリウスの調整作用です。空間の曲率が完全に自己の質点側に反転してしまうことを意味しています。
ここに書かれているように、『次元観察子Ψ5』と『次元観察子Ψ6』の『等化』をすると『次元観察子Ψ7』に行くため、Ψ7が『位置の変換』に該当するわけである。
このことをまずは覚えておこう。
また、ヌーソロジーでは「西暦2013年」が重要視されていた。
なぜかというと、冥王星のオコツトによると、2013年に起こるとされていたのが『位置の変換』だからである。
これは『ハーベスト・ビーコン』と呼ばれる意識進化を誘導する信号?のようなものが関係している。
ハーベスト・ビーコンについてはこのシリーズの冒頭でも少し触れた。書籍『人類が神を見る日』によると、冥王星のオコツトは以下のように言っていたらしい。
「ハーベスト・ビーコンは1989年から発信が始まっています。この交信も冥王星を中継ターミナルとしてそのビーコンに乗せて発信させられています。わたしの役目はシリウスの調整シグナルを増幅することにあるのです」
さらに、それに加えて『ハーベスト・プログラム』のスケジュールというものが存在するらしい。
これも先の書籍によると以下のように書かれている。
「ここでハーベスト・プログラムのスケジュールデータを送信しておきます。これらを今後の指標にして下さい。各項目の詳しい内容に関しては必要とあらば随時、説明していくことになるでしょう」
1930………最終構成への調整開始(冥王星の発見・昇交点通過)
1979………最終構成の開始(海王星軌道の内側への侵入)
1989………新しい定質の発振(冥王星の近日点通過)
1999………位置の等化(海王星軌道の外側に再び戻る)
2012………位置の中和
2013……… 位置の変換開始
2025………位置の転換開始
2037………入神
一体これが何を意味しているか・・・具体的な意味が掴みかねる・・・謎のスケジュールであるが・・・
ここでも『位置の変換』というワードが登場する。
このように、次元観察子における『位置の変換』と、ハーベスト・プログラムにおける『位置の変換』がある所が少しややこしいのだが・・・
次元観察子における『位置の変換』は個人で実践していくうちに具体的に分かっていくものである。
一方で、ハーベスト・プログラムにおける『位置の変換』は、人類全体で自動的に、そういう意識がうっすらと無意識下で起こっていくものである。・・・というように理解すれば良いと思う。
ハーベスト・プログラムによって、人類が皆『位置の変換』が自動的に分かるほど簡単にはいかないようだが・・・。その時期に起きたことをきっかけに『位置の変換』が分かることは起こり得るかもしれない。
6500年周期と位置の変換
それから、もっとつきつめると、宇宙には「次元交替化のサイクル」と呼ばれる6500年の周期があり、そこには『覚醒期』⇒『調整期』⇒『覚醒期』⇒『調整期』のサイクルがある・・・らしい。
今現在の人間は『調整期』のサイクルを生きている最中であり、それより前の『覚醒期』はムーやアトランティスなどの古代文明があった時期に該当する。
これもまた、冥王星のオコツトが言っていた、壮大な宇宙論の内容の一つである。
そして、2013年はちょうど『調整期』⇒『覚醒期』の変わり目の年になるらしい。

これが、冥王星のオコツトが明言していた2013年の意味である。だからヌーソロジーの代表書籍には『2013:シリウス革命』『2013:人類が神を見る日』と、「2013」の数字が記されている。
果たしてこれから何が起きるのだろうか?
また、2013年には何が起きていたのだろうか?
これに関しては、物理的に何かが起こるような具体的な説明は冥王星のオコツトからはなく、意識の変化の話になるため、あくまで抽象的な話になる。
そのため、何かを示唆している伝説みたいなものだと思ってもらえれば良いと思う。
陽子は愛のようなもの?
それから、ヌーソロジーで重要なのは、『次元観察子Ψ7』は陽子として表れている・・・と言われていることである。
そして、Ψ7は自己と他者を『等化』するものなため、「愛のようなもの」として説明できるらしい。
このことについては書籍『シリウス革命』では以下のように書かれていた。
(コ=コウセン、オ=オコツト)
コ 人間が愛と呼んでいるものとは一体何なのですか。
オ ヨウシのことですね。それはプレアデスの内面に働く中心的な位置のことです。
コ ヨウシ?………………ヨウシというのは、あの原子を構成する陽子のことですか。
オ はい、そうです。
コ ちょっと待って下さい。陽子とは物質を作っているものですよ。それが愛とどのような関係を持っているとおっしゃるのですか。
オ 陽子とは同化の次元に向けられた方向性のことですから、あなたがたが愛と呼んでいるものと全く同じものだと思いますが・・・・・・。
コ 同化の次元・・・・・・どういうことですか。
オ 陽子とは、あなたがたが自己と他者と呼んでいるものの意識が、同一のものとなる、最初の場であるという意味です。
後半の方では、以下のように書かれていた。
コ 次元観察子ψ5(自己)とψ6 (他者)が対化として認識できるようになると、今度は次のψ7の段階に入るのですか。
オ はい、そうです。ψ5とψ6の顕在化が起これば、今度は位置の変換の次元に入ります。
コ 以前、言われたように、その次元が、愛の息づいている空間になるのですね。
オ そうですね、人間の対化が最初に同一化を起こす部分…………陽子が存在しているところです。
書籍『人類が神を見る日』では以下のように書かれていた。
オコツトが次元観察子ψ7の球精神=陽子のことを「愛のようなもの」と呼んだのも、物質が創造されるそのスタート地点には、自他の眼差しを共有し合う間主観的な倫理性の存在が不可欠とされるからなのだろう。
このように、ヌーソロジーには「陽子は愛のようなもの」という文言があり、その陽子は原子を構成する陽子のことを言っているわけである。
ここで、物理的な陽子の特徴をおさらいすると・・・
まずは原子核にあること。電荷的にプラスなこと。中性子とセットになってること。水素原子の場合は陽子と電子のみで構成されていること。陽子の数はどの種類の原子かによって違っていて、陽子の数が原子の種類(原子番号)が決まること。
また、素粒子との関係だと、素粒子の一種であるクォークでできていて、アップクォーク2つとダウンクォーク1つで構成されていること。
・・・などである。

そんな陽子は『次元観察子Ψ7』に対応していて、一方でそれに対する中性子は『次元観察子Ψ8』に対応していることを覚えておこう。
意識の話をしている中で、あの原子核の中にあるとされる陽子が出てくる・・・なんとも不思議な話になっていくわけだが・・・
そもそも、光を構成する光子や、光子が媒介する電磁気力などもまた、実はこれまで説明した『次元観察子』の話と関係してくる。
「素粒子の正体は、我々の意識だった。」というのがヌーソロジーの話だったため、この辺りの構造も人間の意識のなにかしらを表しているわけである。
そして、陽子の創造は原子、もとい物質の創造の大元にもなるため、『次元観察子Ψ7』の顕在化によって、ヌーソロジーで「モノ」と呼ばれる存在に入り込んでくることになる。
・・・この辺りがヌーソロジーの掲げる「高次元」のイメージになるのだが・・・これまた一層抽象的で壮大な話になってくる。
次元観察子ψ7のゴール
『次元観察子ψ7』を理解する道におけるゴールは何になるのか?
まず、基本となるゴールは、それぞれψ5とψ6に該当する自己と他者の『等化』である。

これまでの知識・感覚を総括してそれが分かるだろうか?
書籍『シリウス革命』では以下のように書かれていた。
コ 「位置の等化」と「位置の中和」の空間はもうだいぶ見えだしたのですが、これら二つの空間を等化する空間とは、どのような空間と考えればよいのでしょうか。
オ 「ψ5とψ6が等化される」という意味をよく考えて下さい。この両者が、空間構造においては、互いに表裏の関係にあるということは、もうお分かりですね。
コ はい。
それから、前提として『次元観察子ψ5』は「不動の自分」が分かる次元だった。
ここで、Ψ5が「不動の自分」である状態において、『等化』してその次の段階に行くために必要な存在はなんなのか?
それが「モノ」なのである。
『次元観察子ψ7』は、「モノ」こそが自己と他者を『等化』する存在であると理解することがゴールにある。
そうした「モノ」の存在に気づくと・・・そこからさらに「モノになる」の次元へ到達する。
そして、「モノになる」はヌーソロジーの一旦の最終目標に該当するのである。
・・・もちろん、さらにその先の高次元の話もあるが・・・
「モノになる」ことからそれより高次元のシリウスの意識へ本格的に入っていくことになるため、シリウス以上の高次元をよく理解するには「モノになる」の入口を通過しないといけない。
そのため、人間から「モノになる」 の状態まで行くことは、人間視点におけるヌーソロジーの最終目標だと言えるだろう。
そんなわけで、『次元観察子Ψ7』に関しては、そうしたラスボスに挑む気持ちで挑んでも良いと思う。
クリア後の世界があるとはいえ・・・一旦はラスボス撃破である。
(続く)

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2013:The Day God Sees God 人類が神を見る日 [ digital edition ]
ヌーソロジーをちゃんと学習するならこれ! |

















