【連載】変換人型ゲシュタルト論

■変換人型ゲシュタルト論(50) ~光の身体化~

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◆◇光の身体化◆◇

少しおさらいすると・・・
『次元観察子Ψ5』は『次元観察子Ψ3』と『次元観察子Ψ4』を『等化』することで分かるものである。

また、それは『次元観察子Ψ3』にある一本の線を回転によって無数化することでもある。

※次元観察子Ψ3は知覚正面に垂直な一本の直線上にある

※一本の線の無数化と、それが同時に起きているようなイメージ

それが顕在化することによって自身の肉体に何が起きるのか?
今回はそのことについて説明していこうと思う。
 

光速度突破からの光

まず、『光速度イメージが使えるか?』の項で説明したように、
次元観察子Ψ3のある線は「光速度」によって見出すことができる。

■変換人型ゲシュタルト論(26) ~光速度イメージが使えるか?~

「ローレンツ収縮」と呼ばれる現象によって、
光速度の突破で反転した空間が出てくることが考えられて・・・

さらに、「反転した空間」と『人間の外面』を重ねることで
光速度方向と奥行き方向を重ねて認識することができる。

そうすると「Ψ3のある奥行き方向は、光速度にある一つの直線」だと言えるのである。

そして、次元観察子ψ3のある主体(無限遠点)への奥行き方向を「一本の光の線」として捉えて・・・

それをあちこちの方向へ無数化すると・・・

「束になって光ができる」みたいなことになる。

 

だから、次元観察子ψ5の認識は「光の生成」でもあることを理解しておこう。

ちなみに、書籍『2013:シリウス革命』では、p241辺りから半田広宣さんが次元観察子ψ5の認識(位置の等化)をした時のことが書かれている。

気がつくと、周囲のあらゆる存在物に対する僕の眼差しの全集合は、一つの大きな球体を形作っていた。その球体の中心点には、僕を取り囲んでいるはずのあらゆるモノの中心点が集合しており、一方、そこに生じた球体の表面では、内なるモノの世界への覗き窓が自由自在に動き回っている。そのとき、僕は、自分の懐の中に抱かれるようにして息づいているこの球体が、僕自身の魂であることを直感した。なぜなら、そこには溢れんばかりの光に彩られた記憶のカスケードが、まるで臨終のときに訪れるという、あの走馬灯のように旋回していたからだ。

 

肉体の等化

次に、以下の図にあるような『次元観察子ψ3』と『次元観察子ψ4』を『等化』する。

するとどうなるのか?

ψ4にあるものが、ψ3にあるもので上書きされるみたいになる。

そしてψ4にあるもの・・・それはなんなのか?

それは・・・自身の肉体である。

我々が何か物を見た時、
その対象の手前にあるものは自身の肉体である。
このことはちょっと考えれば容易に分かることだろう。

そして、ψ3にあるものは一本の光であり、
それがψ4にある自身の肉体に上書きされ、
さらに無数化によって全方向に指す光の束になると・・・

自身の肉体が「光の身体」のようになる・・・と言えるのである。

 

光の身体化をする次元

さて、さらに次元観察子のψ1とψ3とψ5について、
『点球次元』『垂子次元』『垂質次元』といったヌーソロジー用語と絡めると、
それぞれ以下の説明がある。

ψ1~ψ2(点球次元):一つのモノの見え姿
ψ3~ψ4(垂子次元):一つのモノから広がる空間
ψ5~ψ6(垂質次元):無数のモノから広がる空間。また、一人の身体から広がる空間

 
これによると、ヌーソロジーの次元観察子ψ5のある次元は、
無数のモノから広がる空間であり、それは一人の身体から広がる空間と同義となる。

従って、「ψ3は一つのモノの次元」とするなら、
「ψ5は身体の次元」ということになるわけである。

そして、その身体は光速度によってヌーソロジー的反転空間(もとい持続空間)へと行き来することができる「光」に包まれていて、
前回説明したアンリ・ベルクソンの哲学とも繋がってくる。

■変換人型ゲシュタルト論(49) ~「純粋持続」の空間について~

 

ヌーソロジー的ライトワーカー

それから、ヌーソロジーのψ5的な「光」は、スピリチュアルで追求するべき光でもあると言えるだろう。

スピリチュアルの界隈では、「光の仕事人」を意味するライトワーカーという言葉がある。
それは大体ヒーリングの仕事をしているヒーラーだったり、何かしらのスピリチュアル的存在やスピリチュアル的勢力と繋がって、癒しの仕事をしたり意識進化の仕事をしたりする立場の者がそう呼ばれている。

ヌーソロジーで「光」と言ったら、虚数世界への入り口である「光速度」や、素粒子の一種である「光子(フォトン)」や、さらに光子が媒介する「電磁気力」といったものまでもが絡んでくる概念だが・・・
そもそもの「光」という存在の本質もその辺りにあるかもしれない?

そうしたヌーソロジー的な光の認識は、ありとあらゆる神秘思想、古代哲学、スピリチュアル的存在、そして「神」といった概念の本質を理解するための重要な道筋となる。

ヌーソロジーで初めて出た書籍のタイトルは『2013:人類が神を見る日』なので・・・
そのタイトルの意味も分かってくるかもしれない?

 
~続く~

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