ヌーソロジー

続、エニアグラムとヌーソロジーについて

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↓前回書いた記事。

エニアグラムについてとか。ヌーソロジーとの絡みについてとか

エニアグラムの話はこれで終わりのつもりでしたが、
思いついたことがあるので追記します。

そもそも、「エニアグラム×ヌーソロジー」について真面目にまとめてみましたけど、
真面目にこれは難しいなって気がしてて、
やはり自分には使えなさそうっていう・・・ってのが自分の考えです。

性格をどう解釈すれば正しいのか問題とか、
次元観察子を正確に説明できるのか問題とか、
そもそもエニアグラム性格類型論は誰がどう思いついたのか、意図が読みずらい問題とか、
問題・課題は色々あると思います。

半田さんのブログから以下の図をまとめましたが・・・

これによると、例えば、ψ5だったらタイプ8に対応なので、
ψ5=タイプ8と言えるか、あるいは、ψ5からタイプ8の性格が出てきたってことになります。

タイプ8の説明は、日本エニアグラム学会から引用すると以下です。

◆各タイプの特徴 | 日本エニアグラム学会

このタイプの人は、自己主張が強く、何事にも第一人者であることを志向します。自分には活火山のような力があるという感じをもっていて、他人には頼らず、正しいと思ったことをどんどん推し進めて行きます。
 
物事を決定する力があり、自信が自然に周囲で感じられます。弱い者、自分を頼ってくる人を助けようとする反面、対立する人、自分に挑んでくる人を排除しようとします。強烈な体験を好み、挑戦し、困難を克服することで、自分は生きていると感じます。
 
力によって周りに影響を与え、人を動かすことを好みます。自分の弱さを見せたがらず、自然に備わった力で人を引きつけ、場を盛り上げます。本能的な直感が鋭く、簡潔、明快、率直です。不正は断固として許さず、好き嫌いがはっきりしています。
 
このようなことから私たちは「挑戦する人」(THE CHALLENGER)と呼びます。

これがψ5なのか?って言われると、
そうとも言えるっちゃ言えるけど、そうとは言えないっちゃ言えない。
ヌーソロジー的に、次元観察子ψ5は「自己」の在りかと言えるもので、
これに紐づく性格となると、自己実現する人とかが該当しそうだけど、
自己実現がこれに必ず当てはまるかっていうと、そうとも限らない所が微妙です。

次元観察子をちゃんと理解しようとすると、その辺の問題に突き当たることになります。

 
あと、タイプ9はψ4、タイプ2はψ7との対応となっていますが、
自分の考察だとこれは入れ替え可能です。

タイプ9は「平和をもたらす人」タイプ2は「人を助ける人」とありますけど、
そもそも「平和って何?」「人を助けるって何?」って話になってきます。

ψ3~ψ4の次元は、自分と自分じゃないものの関係の次元であると同時に、人と人同士で「見る・見られる」となってる関係や、表面的で身近なコミュニケーションの次元です。
ここで、身近な争いごとを避けるような意味での「平和」ならψ4対応で大体合ってます。
ただ、「平和」といったら「世界平和」だ、とかって話になると、それはどっちかというと壮大な概念レベルの話になり、
ψ7~ψ8の次元なので、ψ7対応が妥当になります。

このように、平和=世界平和、人を助ける=人間関係を良くするためにやる(空気を読む)…などと解釈すると、
タイプ9はψ7、タイプ2はψ4対応が妥当になってきます。

日本エニアグラム学会による説明でも、
タイプ2は人間関係やコミュニケーションを重視するみたいなことが書かれていました。

このタイプの人は、何か困っている人がいると、直ぐにその人のそばに行って手を貸そうとします。親切で、温かく、心細やかなので、困ったり悩んだりしている人には救いの手を差し伸べないではいられません。
 
何時も、人を助けて上げたい、必要を満たして上げたいという気持ちで行動しています。しかし、相手がそれを必要としないと分かると落ち込み、自分の行為に対して感謝されないと怒ります。自分に良い感情をもって貰うために、自分の欲求や欲望は犠牲にして、他人の面倒を見ようとします。他の人に愛を注ぎ、その代償として自分を愛して貰おうとするのです。
 
心が通じ合うこと、コミュニケーションが上手くいくことが、人間関係でとても大切だと考えています。世の中のためになろうとする点では、他のタイプの人よりも個人的で、それを人と人との間でやろうとします。
 
このようなことから私たちは「人を助ける人」(THE HELPER)と呼びます。

これはどっちかというとψ4っぽい。
一方でタイプ9は・・・

このタイプの人は、落ち着いてゆったりとした安定感があります。内面での静けさを保っていたいので、葛藤や不快な状況は好きでなく、その状況に遭うと、それを解消しようとしたり、避けようとしたりします。
 
いろいろなことで忙しくすることがありますが、内側では落ち着きを保っています。平和に、円満に暮らすことを好み、自分から事を起すよりも、起こってくることに沿って行こうとします。しかし、一旦動き出せば大きな力を発揮することが出来、創造的になれる人で、想像力やビジョンがあり、かなりの時間、その中で生きていくことができます。
 
平和を愛し、人と争うのが嫌いなため、周囲を穏やかにします。他の人に対する価値判断をしないので、その人たちの間で一緒にいることができます。物事を切り替えたり、新規にやり始めたりするよりは、順当に起伏なく過ごす方が性に合います。
 
このようなことから私たちは「平和をもたらす人」(THE PEACEMAKER)と呼びます。

個人的な意識で動いていないという点は、とてもψ7っぽい。

そんなわけで、この辺を入れ替える解釈もアリなわけです。

 
ただ、入れ替えたら入れ替えたで、
より良い組み合わせを考えなければならない所がややこしい。

一応、エニアグラムと次元観察子の対応は、
近い部類のもの同士で正三角形になっているので、いくらか綺麗な形になっています。
下手に入れ替えるとこういうのが崩れることになります。

※赤の■(偶数系)、青の■(奇数系)、*付き(他者側)で正三角形になってる。

厳選に考えるなら、それぞれの数字が該当の性格である理由が欲しいけど・・・
(自分は数学脳なので、数字に規則性がないと覚え難くて困る。)

そこまで考えるとキリがないので、
これはこれで良いとしましょう。

  
そして、これはこれで完成で良いとしても、
エニアグラム×ヌーソロジーをやるにあたって、
エニアグラムの性格類型と、ヌーソロジーによる性格解釈がズレてるわけにはいかないので、
解釈をヌーソロジーの方によせる、解釈よせが必要になってくると思います。
 

解釈をよせるワードを思いついた

そんなわけで、エニアグラム性格類型論の、
ヌーソロジーへの解釈よせについて考えてみました。

まず、ψ5対応のものは、
先も書いた通り自己実現というワードを使うのが妥当なので、
「自己実現する人」で良いでしょう。

次にψ4対応の「平和をもたらす人」は、
これは先も書いた通り、「見る・見られる」の関係や、
自分と自分じゃないものの関係でもあると同時に、
人との表面的なコミュニケーションの次元の話でもあります。
面倒事を避けるように、自身が良い感じに立ち回れるように、空気を読むようにやる・・・・・・そうだ、「空気を読む」だ。
ということで、「空気を読む人」が妥当としましょう。
(次点で、気遣いをする人、とか)

あと、ψ6対応のタイプ3はこれが妥当かな・・・と考えたり、
その他のものもちょっと手心を加えたり・・・
・・・と考えていったら、
9つの性格が以下のようになりました。

<ψ3~ψ4次元>
・探究する人(タイプ5、ψ3対応)
・空気を読む人(タイプ9、ψ4対応)
・独創的な人(タイプ4、ψ*3対応)
 
<ψ5~ψ6次元>
・自己実現する人(タイプ8、ψ5対応)
・力を求める人(タイプ3、ψ6対応)
・熱中する人(タイプ7、ψ*5対応)
 
<ψ7~ψ8次元>

・慈愛で動く人(タイプ2、ψ7対応)
・ルールを守る人(タイプ6、ψ8対応)
・改革する人(タイプ1、ψ*7対応)

 
*付きシリーズは、ひとまず元のエニアグラムからあんまり変えなくても良さそうですね。

自分による次元観察子の理解から、
以上のような9タイプが出来上がりました。
これを手がかりに、ヌーソロジーと掛け合わせたエニアグラムの理解を深めていくと良いんじゃないかと思います。

あと、次元観察子との対応づけができると、
間接的に西洋占星術での対応づけもできるので、
惑星対応だと以下になります。

<ψ3~ψ4次元>
・探究する人(水星)
・空気を読む人(金星)
・独創的な人(水星+金星)
 
<ψ5~ψ6次元>
・自己実現する人(太陽)
・力を求める人(火星)
・熱中する人(太陽+火星)
 
<ψ7~ψ8次元>
・慈愛で動く人(木星)
・ルールを守る人(土星)
・改革する人(木星+土星)

 

 
以上。自分的には結構しっくりくるものが出来たと思います。


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