【連載】サイキック研究

■サイキックの研究と分析(41) ~浄化の法則~

投稿日:2020年1月22日 更新日:

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不定期連載『サイキックの研究と分析』シリーズ。 記事一覧はこちら。


◆◇浄化の法則◆◇

次に『浄化の法則』についてです。

まず、「浄化」という概念があります。
これは、簡単に言うと「穢(ケガ)れたもの」を払うということ・・・などと言えるものです。
「穢れ」を払い切った境地は、「浄土」と言うこともできます。

「浄化」という言葉は、その言葉の使い方次第では、
変に使われることや、変に捉えられることもあるので、
「浄化」とは本質的に何なのか?
ということを、今一度、問う必要があります。

「浄化」とは何か?
それは、自身の意識にある「自己にとって余計なものを祓う(はらう)」ということです。
何か「自己」とか「自分の本質」みたいなものがあって、
それと違ったものが「穢れ」であり、
その「穢れ」を祓って、「自己」の状態に意識を近づけるのが「浄化」ということになります。

そして、ここでまた「自己」という言葉も微妙なキーワードとなっていきます。
これは、スピリチュアル的には「自我」とか「エゴ」とかより高次元にある存在に該当します。
「自我」や「エゴ」は、「物質の世界にくっつくようにあるもの」に該当し、
「自己」は「物質の世界にないもの」になります。

だから、「自己」の意識に近づくことは、
「目に見えない世界」や「波の世界」に近づくことにもなり、
「浄化」するほど、「波の世界」のような「目に見えない世界」が認知しやすくなります。
これが『浄化の法則』です。

 

「大祓 知恵の言葉」にあるメッセージ

この『浄化の法則』については、
『大祓 知恵の言葉』という書籍に、とても良いことが書かれていました。

これは、日本で古来から伝わる祝詞である
「大祓詞(おおはらいのことば)」についての本です。

◆大祓詞 – Wikipedia

◆大祓詞の全文など

この書籍では、「自己」とは「理屈の世界にないもの」だという考察がされています。
そして、「言葉」は「意識に理屈をもたらすもの」としています。

しかし、先の本で支持されている「大祓詞」は、
「神の知恵を理屈抜きで表現したもの」であるため、
無心で唱えることによって、「理屈の世界にない神の世界」を体感することができるとのことです。
それは「自己」に近づくことにもなるため、「大祓詞」は「浄化」の力を持つ・・・ということが、先の書籍に書いてありました。

そこで書かれているように、物質的であることや、理屈で考えることは、
「物質の世界」の意識に近いということであり、
それは、「大祓詞」的には「穢れ」に近いことになります。
これを払うことで「自己」に近づけるし、
「波の世界」に近づくことができるわけです。

そして、特に、日本文化の特有アイテムである「大祓詞」は、
特別に「浄化」の力が強いものです。
これは自分も試しに使ってた時期があるので、試しに使ってみる分には、オススメのアイテムです。
 

浄化用アイテム色々

ここで、浄化のためのアイテムの話もしておきましょう。
・・・とはいえ、これについては一つ一つ詳しく書いていくと、かなり長い話になるので、
ざーっと列挙していく方針でいきます。

「浄化効果があると思われるモノ・アイテム」というと、以下のものが挙げられます。

天然塩,水晶,お香,ロウソクの火,植物,
掃除,入浴(特に温泉),瞑想,呼吸法,

自分に適した新鮮食品,朝日,自然が多い所,海・・・など

「瞑想」とか「呼吸法」といったことも書いてますが、
『サイキックの研究と分析』シリーズで何回か出てくる『ミクロ知覚』というものも、
できると浄化作用を引き出せるものと言っても良いです。
あと、「呼吸法」だと、『「呼吸法」が基本にある?』の項で紹介した「四拍呼吸」は浄化効果もあります。

以上のものは自然のものとして、
人が作ったものだと、「大祓詞」とか「新約聖書」とか「般若心経」とかがあります。
こういうものも効果がありますが、しかし、こういうのが良いかどうかは、
好みとか生き方とか文化次第で決まるので、個人差について考慮する必要があります。

人が作った場所だと「神社」とかがあります。
いや、そもそも神社はパワースポットに立てられることが多いので、
元々は自然の力を持ってるものと言っても良いです。
「伊勢神宮」とかは自分も行ったことがありますが、あれは間違いなく良いと思います。
ただ、神社には浄化作用の力を持つものと、そうでない力が強いものがあるので、
その辺の話があってちょっと難しいです。

それから、その他に人が作ったものだと、
4096HZの周波数を鳴らすクリスタルチューナーとか、
人工ピラミッドパワー発生器とか、麻を使った製品とか、健康食品とか、色々とありますね。
ここではなるべく安値でリーズナブルなものについてを言及するので、
そうでないものについては言及しません。

それから、「浄化のヒーリングエネルギーを持った人に頼む」という手もありますね。
確かに、そういう浄化能力を持った人というのも探せばいますが、
人に頼むとそれなりにお金もかかりますし、他人に依存する形になってしまうので、
ここでは一人でどうにかする方針について考えていきます。

結局は、自身の意識の問題だし、
自然のもので安く済ませれば一番だな~というのを強調したい話でした。
先ほども書いた通り、「浄化」は「自己」に近いことに夢中になってればそれで良い話でもあります。
あとは、自然に近いものに触れるとか、身体を休める方針になると思います。

 
 

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◆贈与の法則


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Author:Raimu

魔術・オカルト全般好きな理系。
サイキックの研究とか、占星術とか、
神秘と科学の考察的な、自分の好きなものを置いていきます。

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2021年頃に書き始めたヌーソロジー学習用テキストの新作。
哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

半田広宣さん提唱の宇宙論・具体的イデア論と言われている『ヌーソロジー』。その基本から実践的な入門までを、自分なりに一通り説明したページ。

その他に作ったものはこちら。

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通常コースは4000円、簡易コースは2000円にて受け付けています。

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「佐道来夢」という名前で出してます。

書籍版Kindle版があり。
「4次元」とは何か?というのが主なテーマ。割と理系的な視点から「異世界」について探求していった本と言っても良いかもしれない。
『ヌーソロジー』の理解に必要な「4次元認識」の実践部分もあり。
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書籍版Kindle版があり。
宇宙論『ヌーソロジー』の入門用。半田広宣さん監修の元、ヌーソロジーの主要な知識を押さえれるコンパクトなハンドブック。
「変換人生活のためのヒント」というテーマの書き下ろしテキストもあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
「リアルな魔法使い」とは何か?をテーマに、「目に見えないもの」との付き合い方や、その仕組みなどについて幅広く書いていった。オカルト的なことを実践していたり、関心のある人に読んでもらいたい本。
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Kindle版があり。
ユング、フロイト、ラカンなどの「精神分析」のジャンルを、ヌーソロジーの概念を使って説明することを試みた「ヌーソロジー×精神分析」の本。精神分析の概念がゼロからでを分かるようにしつつ、ヌーソロジーの世界観の理解も深めることができる。
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