不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。
◆◇基礎用語① 次元観察子と定質/性質など◆◇
これから変換人型ゲシュタルトを具体的に学習するための「基礎用語編」を始めていく。
言うなれば「ヌーソロジー用語」についてである。
ヌーソロジー用語とは、主に『冥王星のオコツト』が提供してきた新規用語(もとい謎のワード)であり、その一つ一つがなるべく正確に分からないとヌーソロジーは理解できない。
これまで出てきた『オリオン』『シリウス』『プレアデス』『変換人』『最終構成』『人間の内面』『人間の外面』といったワードもヌーソロジー用語の一種である。
ヌーソロジーにはそうした未知のワードがたくさんあるのでそこが大変な所だが…
とりあえず理解するべき用語はそう多くはないため、
変換人型ゲシュタルトの理解に必要なものに絞って説明していく。
13の次元ユニット。「次元観察子」について
まずは『次元観察子』という用語についてである。
これについては、書籍『2013:人類が神を見る日』にある以下のエピソードではじめに伝えられたらしい。
オコツトからの二度目の交信は、何の前触れもなく突然始まった。
「タカヒマラをユークリッド平面に変換してビジョン転送を行います。意識を右後頭部に集中して下さい」
タカヒマラ………?………オコツトの声が聞こえて間もなく、右腕の感覚が麻痺し始め、人さし指の先の方から何やら螺旋状のエネルギーのようなものが流入してきた。右腕の全神経網にピリピリと電気的なパルスが走りだし、手が勝手に前方に動いていく。その小刻みな痙攣はあっという間に右肩にまで達し、工業用のロボットアームのように不器用な動作で目の前のペンを握らせた。
――こ、これは………自動書記だ。――
テーブルの上に置いたメモ用紙に波のような模様と、ψ1、ψ2……というように、何かの記号のようなものが記されていく。しばらくして腕の動きが止まったとき、そこには、DNAのような二重螺旋の図と4本の大きな矢印とが描かれていた。そして、ちようど、ψ13、ψ7、ψ1と記された部分に、オリオン、シリウス、プレアデスと、カナ文字で書いてある。
『タカヒマラ』とは、ヌーソロジー的な「宇宙のシステム全体」「森羅万象」みたいな意味で合ってそうなものである。
ちょっと中略を挟んで、引き続き以下の説明へと入る。
「先ほど送信した図をもう一度よくご覧になって下さい。オリオンとプレアデスの間にいくつの定在波が作り出されていますか?」
わたしは自動書記によって描かれた図を手にとった。2つの螺旋が作り出す間の領域の一つ一つに、しっかりとψ1からψ13までの記号が示してある
「………全部で13です………」
「よろしいでしょう。そこに記されているψ1からψ13のことをわたしたちは次元観察子と呼んでいます。次元観察子とはタカヒマラを構成している次元ユニットのようなものとお考え下さい」
『次元観察子』!
これこそがヌーソロジー学習の中心となる概念であり、変換人型ゲシュタルトで終始出てくるワードである。
オコツトによると「次元ユニットのようなものとお考え下さい」とのことである。
ここでは13ある定常波のような形で説明された。
「次元ユニットとは?」という気もするけど、
とりあえずこの13のユニットは森羅万象を網羅しているため、
これが分かると森羅万象のありとあらゆることが構造的に分かってくる。
後々詳しく説明するので、とりあえずの理解はそんな感じで良い。
あと、次元観察子はタカヒマラの階層構造を形作っているものでもある。
タカヒマラというのは宇宙全体のシステム的なものであり、精神世界的なものでもあるので・・・
つまり、次元観察子によって精神世界にある階層構造が明確に分かってくるわけである。
次元観察子の奇数番目と偶数番目は一つのペアになっていて、それらが一つの階層になっている。
ψ1〜ψ2が第一層、ψ3〜ψ4が第二層、ψ5〜ψ6が第三層・・・みたいに続いていて、
ψ13が第七層でそこで一旦打ち止めとなる。
宇宙全体のシステムは七階層になっているということで、
「7」という数字もキーワードになってると言える。
そしてこうした中で、人間はψ1〜ψ2の位置にいるらしい。
そこから一層だけ進むとψ3〜ψ4になる。したがって、変換型ゲシュタルトの初歩で出てくるワードもそれになるわけである。
全部で13まで行かなければならないので、頑張ろう。
(※必ずそこまでやるという話ではないので、後で詳しく説明します。)
定質と性質
次に『定質』と『性質』について説明する。
先ほどの続きを引用する。
「つまり、宇宙の全体性は13の次元で構成されているということですか」
「はい、基本的にはそうです。しかし、このタカヒマラには2つの力の流れが存在していますから、全体で26の次元が存在しているという言い方ができるかもしれません」
「2つの流れ?」
「はい。一つが……プレアデスからオリオン、つまり、ψ1からψ13へと向かう力の流れのことで、もう一つがその反対方向ψ13からψ1へと向かう力の流れです。この相対的な二つの力の流れのことをわたしたちはそれぞれ定質と性質と呼んでいます。あなたがたの神話で言えば、定質とはイザナギノミコト、性質とはイザナミノミコトのことと考えて下さい」
「イザナギとイザナミ………?」
「はい、イザナギとはタカヒマラに生み出された13の次元を持つ定在波を相殺していく働きを持つもので、イザナミは新たな定在波を作り出していく働きを持っているということです」
「なるほど………、13の凪でイザナギ……の波でイザナミ……というわけですね」
「全く、その通りです」
先の図に書いてあったように、次元観察子には二つの力の流れがあり、
[プレアデス⇒オリオン]のものが『定質』、[オリオン⇒プレアデス]のものが『性質』と言われている。
そして、なんと。日本神話に出てくるイザナギとイザナミが出てきた。
それも関係してるらしい。
イザナギは国の創成期に活躍した男性神であり、
イザナミは死んで黄泉の国へ行った女性神である。
アマテラスやスサノオの親にあたる、超有名級の神様である。
ヌーソロジーの情報はこういう日本神話ネタとも親和性がある。
反性質と反定質
続いて、『反性質』と『反定質』について説明する。
また書籍を引用しよう。
「さて、タカヒマラが律動していくためには、定質と性質だけでは不十分で、もう一組の二元性が必要とされます。この二元性はタカヒマラの中に起きている反響のようなもので、それぞれ反定質と反性質と呼ばれます」
「反定質と反性質? ………それらは定質と性質の反対側に生まれている力のようなものですか」
「そうですね、反定質と反性質とは、人間が現在、意識と呼んでいるものに相当しています。
長くなるので続きは省略する。
『反定質』と『反性質』ってワードが出てきた。これは人間の意識に相当するらしい。
このうち、進化の方向性と言われるのが『反性質』、その反映(逆向き)と言われるのが『反定質』である。
ちょっとややこしいが、力の方向性が同様なのはそれぞれ[定質・反性質]と[性質・反定質]の組同士である。
[定質・性質・反性質・反定質]の四概念については、
書籍『2013:シリウス革命』でも説明されている。
そこでは、シリウスにあるのが「定質と性質」で、
プレアデスにあるのが「反定質と反性質」と書かれている。
そんでもって、プレアデスより下次元に『スマル』ってのがあって、そっち方向に行くのが反定質で、シリウス方向に行くのが反性質となる。
要するに、[プレアデス⇒オリオン]の方向の流れが定質、[オリオン⇒プレアデス]の方向の流れが性質。
[スマル⇒シリウス]の方向の流れが反性質、[シリウス⇒スマル]の方向の流れが反定質。
上次元方向に行く流れが「定質と反性質」、下次元方向に行く流れが「性質と反定質」。
整理すると以上のようになる。
シリウスの世界と人間の世界とで、
「定質⇒反定質」「性質⇒反性質」
となると、方向性が逆になるねじれ現象が起きる所も重要そうである。
上位存在にとっての進化の方向性は、人間にとっては逆になるらしい。
神と人間を繋ぐ道
さらに、プレアデスとオリオンの関係で以下のことが言われている。
「しかし、このタカヒマラの構造がわたしたち人間とどのように関係しているというのですか」
「タカヒマラにおいては、人間とは性質が生み出されている状態を意味します」
「性質?………つまり、人間はオリオンからプレアデスに向かう力によって作り出されているということですか?」
「はい。オリオンとプレアデスとは、いわば、神と人間の関係に相当します。宇宙の最も根本的な二元性とは神と人間のことを言うのです」
なんだか難しくなってきた。
ヌーソロジーはやはり「神とは何か?」を明らかにする神学としての特徴が強いと思う。
プレアデスとオリオンの間には、[プレアデス⇒シリウス⇒オリオン]のルートがある。
そして、13の次元観察子はプレアデスとオリオンを繋ぐ道になっている。
言い換えると、次元観察子は神と人間を繋ぐ道になっているわけである。
また、それは[プレアデス⇒オリオン]の力(定質)と、[オリオン⇒プレアデス]の力(性質)を対で生み出しているわけである。
次元観察子についてざっくりしたことは分かっただろうか?
そして、この次元観察子を具体的に理解していくものが『変換人型ゲシュタルト』なのである。
それから、今のヌーソロジーだと、次元観察子は全部で14あることになっている。
・・・えーっと、これについては次回に詳しく説明する。
↓続き
2013:The Day God Sees God 人類が神を見る日 [ digital edition ]
ヌーソロジーをちゃんと学習するならこれ! |