不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。
◆◇知性と情動の対化◆◇
前回の化粧の話で『次元観察子ψ4』は「美意識」にも絡んでくるということをちょっと書いた。
それとも関連して、構造の話に付随するイメージの話をしていこう。
次元観察子ψ3と『人間の外面』は「夜の世界のイメージ」となっていることを、
『夢の世界のビジョン』の項で以前に説明した。
一方で、次元観察子ψ4と『人間の内面』は「昼の世界のイメージ」ということになっている。
OCOT情報も、昼と夜は「対化」の表現だと言っていた。昼は人間の内面で、夜は人間の外面の現れだってこと。確かに、人間は昼間は客観世界(延長)の中で生き、夜は主観世界(持続)に生きるのが基本。これは表相が等化された世界と、表相を中和した世界(表相の等化を無効にする)の関係と言っていいかもしれない。
『人間の内面』は昼のように明るい世界なので、
綺麗なものが映えるようになるわけである。
それは、日光を存分に受けて輝く花のようなものだろうか?
また、次元観察子ψ3は惑星だと「水星」が関係してくる話をした。
ψ3を認識すると、その上位にある『大系観察子Ω3』が微かに分かってくるからである。
一方で、次元観察子ψ4は「金星」が関係してくると言うことができる。
これもつきつめると金星の本質は『大系観察子Ω4』だったり、『次元観察子ψ10』だったりもするのだが・・・
次元観察子ψ4とも紐づくので、そのように理解しておこう。
西洋占星術的な金星の意味は「美」「魅力」「恋愛」「喜び」「快楽」などである。
これらは「見られる」ことを先手とした人間の心から生じるものだったり、受動的な意識だったりするため、
次元観察子ψ4から出てくる付随イメージとして紐づけても良いと思う。
水星と金星、知性と情動の対化
占星術における金星の意味は全体的に「情動」から発しているものなため、
「情動」を象徴するものと言うこともできる。
一方で、水星は西洋占星術では「知性」を象徴するものだと言われている。
また、水星の知性は「能動的なもの」であり、金星の情動は「受動的なもの」だと言うことができる。
ヌーソロジーのψ3とψ4の関係は「見る」と「見られる」の関係になっているわけだが、
「見る⇒知性で動くこと」「見られる⇒情動で動くこと」に繋がっていく場合、
「ψ3とψ4の対化」は「知性と情動の対化」にも付随してくるようになってくる。
また、ψ3とψ4の対化と連動して、それより上位の「Ω3(水星)とΩ4(金星)の対化」が出てくることにもなる。
つまり、次元観察子ψ3と次元観察子ψ4の対化を扱っていくと、
能動的な知性と受動的な情動の対化が繋がって表れてきて、
それは大系観察子Ω3と大系観察子Ω4の対化にもなるのである。
(つきつめると、それらは『ψ9:思形』と『ψ10:感性』の関係とも繋がってくるのだが・・・それはまた別の話・・・)
ヌーソロジーではそれら双方を『等化』していくわけだが、
「知性」と「情動」を能動的に使いこなすような意識と紐づいてくるため、その対の関係をよく理解しておこう。
↓続き
2013:The Day God Sees God 人類が神を見る日 [ digital edition ]
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