不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。
◆◇正八面体と正六面体の意味◆◇
今回は正八面体と正六面体について。
いよいよ、いつも使っている↓の意味を説明する日が来た・・・
『変換人型ゲシュタルトとは?(前編)』の項で、正八面体は「外在世界(物の世界)として捉えている内面」と正六面体は「内在世界(心の世界)として捉えている外面」の象徴だとちょっと書いたが、ようやくちゃんと説明できる所まで来た。
ということで、正八面体と正六面体のヌーソロジー的な意味について説明していきたい。
正八面体と正六面体の二つの方向性
結論から言うと、3次元空間に留まる『人間の内面』の世界を表すのが正八面体であり、そこから外部へ出る『人間の外面』の世界を表すのが正六面体である。
以前に書いた「外在世界(物の世界)として捉えている内面」と「内在世界(心の世界)として捉えている外面」も、それぞれそんな感じの意味である。
もっと簡潔に言うと、正八面体のがノス側なので物質的、
正六面体のがノウス側なので精神的なものということになる。
普通に考えたら、ブロックのような形をした正六面体(立方体)のが物質的なのでは?と思うだろうけど、
そんな視点が「反転」してるかのようである所もまたヌーソロジーっぽい。
どうしてそうなるのだろうか?
これから詳しく説明していく。
正八面体について
正八面体は何故、物質的な方向性のものになるのか?
それは3次元座標の姿を表しているからである。
正八面体は以下のような形をしているわけだが・・・
拡大して、その真ん中を原点ということにしてみよう。
その時、上下、左右、前後の三つの方向に、
それぞれ頂点があるのがわかるだろうか?
この三つの方向はX軸、Y軸、Z軸の方向でもあり、
「3次元の座標軸の先に頂点がある」という特性が正八面体では大事である。
正八面体をヌーソロジー的に理解する時は、3次元座標をそこに重ねて、3次元座標から出来た形を正八面体として捉える。
このように、正八面体は3次元座標を象徴しているから、
この世的で物質的なものだと言えるわけである。
(ちなみに、自分がいつも使っている↓のアイコンも、実はどっちかというと「3次元空間への定着」的な意味を持っていることになる)
正八面体に留まるように3次元空間に落ち着くことは、地に足をつけることと同義なので・・・グラウンディングみたいな意味になる。
あるいは、正八面体のそうした意味はヌーソロジー的な高次元幾何学を踏まえないと分からないため、
「高次元からの視点で地に足をつける」みたいに捉えても良いと思う
正六面体について
次に、正六面体は正八面体を面点変換してできたものと言うことができる。
「面点変換」とは何か?
正八面体は以下のような形をしているわけだが・・・
この立体の頂点を面、面を頂点にしたらどうなるだろうか?
そう。正六面体になるわけである。
正八面体の頂点の数は6つなのに対し、正六面体の頂点の数は8つなため、
相互は入れ替え可能な形になっている。
このように、頂点と面、面と頂点を入れ変えるのが「面点変換」であり、
正八面体と正六面体は面点変換の関係になってる所が大事である。
ヌーソロジーはさらにこの面点変換の概念を、
『次元観察子ψ3』や『人間の外面』を発見する時のように
「一点を観ながら全体を見る」感覚とも重ねるようにする。
正八面体⇒正六面体に面点変換した時、
正八面体の外側にある正六面体は、
正八面体よりも大きく広がった「外部」の世界を表している。
また、正八面体の原点から頂点への長さを1とすると、
正六面体の原点から頂点への長さはルート3となる。
つまり、内部:外部は、1:ルート3の比率になっている。
外部に移行する時の比率がルート3!
これはなんとなく大事な数値になるので覚えておこう。
それから、正六面体は普通に考えたら「ブロック」って感じだが、
ヌーソロジー的な正六面体は、以下の視点から見るようにする所がミソである。
つまり、ヌーソロジー的な正六面体の意味は、以下の図が表すものとほぼ同様になる。
正八面体と正六面体のヌーソロジー的な意味について、大体分かってきただろうか?
星型正八面体について
さて、ここで「星型正八面体」について再度説明する。
この形は、よく見ると正八面体と正六面体を含んだ形になっている。
突起部分の内側にあるのは正八面体で、外側の頂点を結ぶとできるのが正六面体になっている。
つまり、星型正八面体は正四面体が二つ組み合わさった形であると同時に、
正八面体と正六面体を含んだ図形にもなっているわけである。
それから、正八面体の面の部分を伸ばすことで、星型正八多面体になる。
これは、3次元空間を表す正八面体が、正六面体までは行かないにせよ、それに向かって外部へと出ようとすることを意味する。
つまり、「外在世界(物の世界)として捉えている内面」と「内在世界(心の世界)として捉えている外面」のどっちつかずにありながらも、内面を内包しながら外面の方向へ行こうとする形になっているのが星型正八面体である。
以上。正八面体・正六面体・星型正八面体のヌーソロジー的な意味について、なんとなく分かっただろうか?
これまで出てきた多面体についてをまとめると、以下のようになる。
壮大な構造
ヌーソロジーでは、そんな「正八面体⇒正六面体」の構造が、実は3段階ある。
その3段階はヌーソロジーが『元止揚』と呼ぶもの・・・
即ち『次元観察子ψ1~ψ2, ψ3~ψ4, ψ5~ψ6, ψ7~ψ8』に対応している。
※書籍『2013:人類が神を見る日』より引用
「点球次元:ψ1~ψ2」
「垂子次元:ψ3~ψ4」
「垂質次元:ψ5~ψ6」
「球精神次元:ψ7~ψ8」に対応していて、
「ψ1~ψ2 ⇒ ψ3~ψ4 ⇒ ψ5~ψ6 ⇒ ψ7~ψ8」で3段階の変化がある。
それをナナメ上から見ると、以下のようになる。
これを『ヘクサチューブル』と呼ぶ。
それを平たくすると、以下のような図になる。
それらの全貌を理解するとなると、だんだんと壮大な話になってくるため、
ヌーソロジーは非常に奥が深い・・・
その辺りについては、ここでは詳しく説明しない。
そもそも、無料のブログテキストでなんでもやるのもアレなので・・・
ヌーソロジー本家で学んでいきましょう、ということで。
次元観察子ψ3~ψ4と、それに絡んだ幾何学の話はここまでにして、
次回はいよいよ『次元観察子ψ5』の話に入っていこうと思う。
↓続き
2013:The Day God Sees God 人類が神を見る日 [ digital edition ]
ヌーソロジーをちゃんと学習するならこれ! |