【連載】陰陽哲学

陰陽哲学基本概要(19)~陽と陰の象徴的シンボルとイメージ~

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不定期連載『陰陽哲学基本概要』シリーズ。 記事一覧はこちら。


これまで、以下の図にある「元陽」「元陰」「顕陽」「顕陰」について色々と説明してきた。

今回は、これらにシンボルイメージを付随させて理解してみることをやってみよう。
 

シンボルいろいろ

『陰陽哲学基本概要』シリーズでいつも扱っている「元陽」「元陰」「顕陽」「顕陰」・・・
これら4つの概念を表すシンボル
が欲しい。
・・・ということで、いくつか作ることにした。

作ったシンボルを各箇所にざっと並べてみると、以下のようになる。

それぞれのシンボルについて軽く説明していこう。

元陽のシンボル


  • まずは「点」。始まりを表す創造の大元でもある
  • 「天」の方向に向いている上向きの三角形
  • 白い太陽マーク
  • 棒のようなマーク
  • 陰陽魚の白い部分

「始まりのエネルギー」「無限」「変化」あたりを表すもの。
まずは「点」からはじまり、上向きを表すものだったり、太陽のマークだったり、棒を表すものだったり、白を表すものだったりする。
 

元陰のシンボル

  • 「点」に対する「円」。これは「2番目のもの」を表すものであり、「器」を表すものでもある
  • 「地」の方向に向いている下向きの三角形
  • 黒い月マーク
  • 穴のようなマーク
  • 陰陽魚の黒い部分

「受け取る器」「有限」「固定」あたりを表すもの。
点に対する円だったり、下向きを表すものだったり、月のマークだったり、穴を表すものだったり、黒を表すものだったりする。
 

顕陽のシンボル

  • 「円」に対するバッテンみたいなマーク。これは正と反に「分ける」を意味するものでもある
  • 六芒星だが・・・これはユダヤ教のシンボルでもあって、顕陽と顕陰の二面性があるので・・・ひとまずこちらは灰色にした
  • 黒い太陽マーク
  • 仏教で使われている卍・・・とは逆向きのハーケンクロイツと呼ばれるシンボル
  • 最後に、白と黒に分かれている円のようなマーク

主に「分離」を表すものであり、ちょっと邪悪な感じがするかもしれない。
悪いものというよりかは、物事を合理的に進めて発展させる力を持つものである。
 

顕陰のシンボル

  • 点と円が一緒になったマーク。日月神示で神を表すシンボルに近く、「一は全、全は一」を表すものとして使うこともできる
  • 六芒星。これは上向きの三角形と下向きの三角形の統合を表す
  • 白い月のマーク
  • 仏教で使われている卍のマーク。仏心を表す吉祥のシンボルであり、「左回り」を表している特徴も重要である
  • 最後に、陰陽魚や太極図と呼ばれるマーク。物事を善悪や白黒へと単純に分けるのではなく、白の中に黒があり、黒の中に白がある中で統合・変化していくことを意味する

主に「統合」を表すものであり、神秘的な感じがするかもしれない。
神秘的で良いもののようだが理解の難易度は高く、その思想の真意が簡単に広まることはない。

 
・・・以上。
それぞれの概念と関連付けたシンボルの意味がなんとなく分かるだろうか?
 

シンボルの魔術的パワー

さて、ここで西洋魔術の考え方について書いていこう。
西洋魔術とは文字通りイギリスやヨーロッパなどの西洋を中心に発展してきた魔術であり…
19世紀末に設立された『黄金の夜明け団』などが有名になりながらも、キリスト教とは違った秘教的な知恵が探求されていた。

魔術が目指すものとは何か?
どういうことをして何を実現するのか?
どういう道具を使ってやるものなのか?
・・・といったことには諸説あるため、具体的にやる行為についても色々と言えるが・・・

まず、その基本として集中(コンセントレーション)が挙げられるのでそれについて説明しよう。
ある概念を理解した時、その概念に集中すると力が生じるという原理がある。

例えば、「天」をよく理解した上でその概念について集中すると、意識の中からいくらかの天の力を得ることができる。
天は易経的には「剛健」の意味を持つため、その力を得ると誠実・健全でありながらも固く強い決心を持つことになる。
これと同様の要領で天使の概念に集中すると天使の力を得たりできるし、悪魔の概念に集中すると悪魔の力を得たりできる。
(ただし、理解に失敗した時は、得る力も歪んで失敗するし、常に集中すると疲労を伴うリスクもある)

西洋魔術だと天使や悪魔のような存在を儀式によって召喚する「召喚魔術」の方法によってその力を得たりするが、その背景ではコンセントレーションによって力を得る効果が大きい。

さらに、コンセントレーションの応用によって、特定の図形・マーク・シンボルに対して特定の意味づけをすると、その図形が力を持つようになる。

例えば、キリストの十字架は何も意味づけをしない者にとってはただの十字架だが、キリストの力をもたらすものとしての意味づけをすると、本当にその力を持つようになったりする。
ルーン文字なども、何も意味を理解していない場合はただの模様のようなものだが、意味を理解するとそれぞれのマークが持つ意味の力を発するようなことが起きる。
五芒星なども、退魔の意味をつければ退魔の効果をもたらすし、UO(未確認物体)との交信の意味をつければ交信の効果をもたらす。

このように、概念の理解・シンボルの意味づけ・コンセントレーションをそれぞれ行うことで意識を操作する術があるため、西洋魔術やその応用分野ではそんなことが行われている。

ここで、意識を集中させるトリガーに「言葉」を使用するのも良い。
「天」なども言葉であるため、例えば「天にまします我らの神よ」みたいにそれっぽい文言が用いられることもある。
古今東西にある様々な宗教の中でも、儀式や言葉を駆使して何かしらの神のような存在に対して意識を集中することがよく行われている。

上記の例は宗教に関する話だが、お金儲けやビジネスでの成功のためにこれを利用することもできる。
そこで出てきたのが成功法則であり、成功法則で使われる「アファメーション」と呼ばれる言葉もその用法に近く、宗教的な意味はないが成功するための意識に集中することができる。

しかし、これまでずっと説明してきたように、言葉には弊害がつきものでもあるので・・・
言葉を介さないものもできれば欲しい。
・・・ということで、言葉ではない図形のようなシンボルを用いると、言葉とはまた違った効果があるわけである。

しかし、もちろんシンボルを使うことにも欠点はある。
言葉と同様に、その真意が理解されなければ形骸化するし、本来のものとは違う力が発揮されてしまうこともある。
また、簡単すぎるシンボルの普及は合理的な手法であるが、それによって依存性が生じることもあるし、宗教化することもある。

そんな欠点もある「シンボル化」という手法だが・・・
魔術の手法としてこういうものがあることを知っておくと良いかもしれない。
 

イメージの魔術的パワー

シンボルが力を持つようになることが魔術において重要と説明していったが・・・
もう一つ、魔術において重要なのは「イメージ」である。

 

伝統的な西洋魔術において、道具や手順を用意した儀式などもするが・・・
天使召喚の儀式をするのは天使のイメージに没頭するためだったり、悪魔召喚の儀式をするのは悪魔のイメージに没頭するためだったりするので・・・
結局はイメージの力が大事である。

この地球上にあるあらゆる文明の中で、科学のように革新的な文明を作り上げた人種といったら西洋人や白人だったりするが・・・
西洋人はイメージの力や思考の力を駆使して物事を思い通りに進めようとすることが多く、それによって優れた宗教・学問・文明を発展させているような所がある。
我々東洋の国の人間とは違って、西洋人にはなにか特有の性質みたいなものがあるのだろうか?
キリスト教も強いイメージ想起の力によって成功しているし、さらにキリスト教の力によってそれらの国は大きな文明を作り上げているようにも思える。

上記の話は西洋魔術やキリスト教など宗教的に使われているイメージの話だが、もう少し実用的な話だと、成功する自身の姿をイメージしてから行動していった方が成功しやすいみたいな方法論もある。
これも成功法則のような方法論だが、やっていることは西洋魔術の発想に近く、イメージを駆使した問題解決法である。

それから、イメージの力は西洋魔術のようにマニアックな分野で使われてる所もあるが・・・
もっと身近に使われているものでもあり、物語や小説が持つ力もそれである。
言葉によって豊かなイメージを想起させる力を持った物語は、異世界を記述すれば異世界をイメージさせられるし、神秘的なものを表現すれば神秘的なものをイメージさせられるし、イメージの中で様々な登場人物を出現させ、ドラマを演出させることもできる。
こうした言葉によるイメージで別世界へ没頭するようなことは人間以外の動物には不可能であるため、この地球上の動物の中で人間だけが唯一「言葉とイメージによって別世界へ没頭するような力を発揮する可能性」を持っているわけである。

このように、人間はイメージを駆使することで色んな可能性を広げることができるので…
そのために色んな発想をしていくものが、広義における「魔術」だと思う。
 

イメージ画像いろいろ ~元陽と元陰から~

さて、「色々作ってみたシンボル」を載せていった後に、イメージの話をしていったので・・・
次は「色々作ってみたイメージ」の紹介である。

自分(Raimu)は写真加工をしてイメージを作るのがずっと前からの趣味としてあるので…
実用できそうなイメージ画像を色々と作ってみた。

まずは、「元陽」「元陰」「顕陽」「顕陰」の中から、
「元陽」「元陰」に絡んでくるイメージを載せていこう。
 

総合的な陽と総合的陰

 

まず、上記二つの太陽と月のイメージである。
これは「元陽」「元陰」に限らず、「元陽」「顕陽」をひっくるめた「陽」と、「元陰」「顕陰」をひっくりめた「陰」のイメージに近いのではないか?と思う。
オレンジと紫を絡めた「陽」と「陰」のイメージはシンプルでしっくり来るし、このシリーズでいつも使っているタイトル画像にもそのイメージが混ざっている。


 

シンプルな太陽と地面

 

次に、シンプルな「太陽」と「地面」のイメージである。
これは「天」と「地」を簡単に連想するイメージで、フリーで使える写真素材の中から良いものを切り取って作った。
シンプルゆえの汎用性の高さがあると思う。


 

白い天と黒い地

 

原理的な「陽」と「陰」で思い浮かぶのは、「白」と「黒」のイメージだと思う。
何故なら、「天」の性質は「無限であり変化である」とされ、「地」の性質は「有限であり固定である」とされるものであるため、「元陽」と「元陰」もそれが該当する。
そして、それらはそれぞれ「白」と「黒」の性質にも近いため、そのイメージとを合わせるとしっくり来る。


 

植物(クロロフィル)と動物(ヘモグロビン)

 

さて、実は「元陽」と「元陰」で重要になってくるのは「植物」と「動物」のイメージである。
何故なら、植物には死の概念がなく、太陽の光から淡々とエネルギーを生成して万物に恵みを与える力を持つ。
一方で、動物には死の概念があり、植物から栄養を摂取しながらも混沌のような大地を生きている。

これらは「元陽」と「元陰」の直接のイメージとは異なるかもしれないが、この二つの持つ力は重要である。

さらに、「植物」と「動物」の持つ要素で特に重要なのは、植物は「葉緑素(クロロフィル)」を主に持っていて、動物はその血液の中に「ヘモグロビン」を持っていることである。
その両者は緑と赤で対極の色合いをしているのもあるが、実は対極な性質を持っている所が面白い。前者は光からエネルギーを吸収して酸素を生成する機能を持つもので、後者は酸素を運んだりする機能を持つ。
また、科学で解明されている分子構造式も(完全一致の形ではないものの)非常に近似した形になっていて、クロロフィルは中心の元素に「Mg(マグネシウム)」があるのに対し、ヘモグロビンは中心の元素に「Fe(鉄)」がある。
この関係の面白さからしても、植物(クロロフィル)と動物(ヘモグロビン)を陰陽と絡めて注目してみると良いかもしれない。


 

青い天と赤い地

 

「天」といったらシンプルな太陽のイメージで、「地」といったらシンプルな大地のイメージだが…
ここに「青」の色彩と「赤」の色彩を足してみよう。
そうすると「天」に知的なイメージがついて、もう一方の「地」には動物的で活力的なイメージがつく。

この「天」の知的な力は「言語を作る力」と関係していると言えるだろう。
「元陽」の持つ力の中でも「言語が作られる直前の段階」にあり、言語を作る力を持ったものが「青い天」のイメージなのではないだろうか?

ここにおける「天」は純粋な生命エネルギーというより、言語を作る知的な要素とも被ってくるため、「元陽」よりも「顕陽」に近い位置にもなってくる。

 

・・・以上。
「元陽」と「元陰」までのイメージはここまでとして、一旦区切っておこう。
 

イメージ画像いろいろ ~顕陽と顕陰あたり~

次いで、「顕陽」と「顕陰」に絡んでくるイメージを載せていこう。
これは「人間の世界に近い側の存在」であり、「元陽」「元陰」とはまた違った特徴がある。
片やなかなかイメージのしずらい領域の話にもなってくるのだが・・・
ひとまずやっていこう。
 

男神像と女神像

まずは「男神像と女神像」を挙げておこう。

「顕陽」は男神で、「顕陰」は女神で象徴されるようなイメージに近い。
これらは「陽」と「陰」の普遍的なイメージでもあるので、なんとなく分かるだろうか?

上記のものはそれっぽい代表だが、他にも色んな男神と女神の像が古今東西に存在するだろう。

しかしながら、こうして偶像化したものだとどっちも「顕陽」っぽくなってしまうのが大きな問題である。
「分かりやすいもの」と化した偶像は必ず「顕陽」の力を持つ。
世の中には偶像崇拝を禁止する宗教もあるわけだが、確かに偶像化は真理の理解から人間を遠ざける性質を持っている。
日本で普及している「仏教」も大乗仏教化によってさまざまな偶像が出てきた(古代ギリシャの彫刻文化の影響を受けていたという説もある)のであるが・・・しかしながら、釈迦が提唱していた大元の原始仏教は純粋な哲学としての性質が強く、偶像化が推奨されていたわけではなかった。

宗教学的にも神学的にもこの問題はどうしても悩ましく、人間の文明の問題点として大昔からあったことである。

また、これと同様に天使と悪魔のイメージみたいなものも人気だが・・・

これも、分かりやすく顕現化・偶像化されたものはどちらも「顕陽」であるため・・・
「顕陰」のイメージを見つけるためにはそうなっていないものを探らないといけない。
 

人物画とシュルレアリスムの絵

先ほども書いた通り、だいたいの顕現化されたものは「顕陽」であるため・・・
「顕陽」のイメージはありふれたものを出すだけで簡単なのだが・・・
「顕陰」のイメージを出すのが難しい。

「顕陰」側の思想といったら「老子の思想」なので、以前に書いたことをおさらいすると・・・

陰陽哲学基本概要(12) ~陰陽論と老子の思想(後編)~

老子が説明した「道(タオ)」という真理は、「顕陰」にある真理のようなものだが、それに対して「これが真理だと口にしたところでそれがトータルで絶対的な真理ではあり得ない」みたいな意味のことが記述されていた。
「顕陰」側のものはそうした性質があり、名づけやイメージの確立が難しいものなので、表現が難しいのは当たり前なのである。

しかしながら、イメージ化が不可能ということで諦めても何も始まらない・・・
一つヒントとしてあるのは「人型イメージのユルいもの」である。
先ほども説明した通り、イメージしやすい偶像や人物像があると、偶像としての性能が強く発揮されるため「顕陽」の方向性になってしまう。
逆に考えると、人型イメージがあまりないか、もしくは崩れている特徴があった場合は「顕陰」の方向によっていくことになる。

そして、芸術や美術の界隈でもそれを追求した流派やテクニックがある。
その歴史は長いため詳しくやっていくとキリのない話になるが・・・
20世紀あたりで「顕陰」のイメージが探求されたものとして非常に面白いのが「シュルレアリスム運動」である。

シュルレアリスム – Wikipedia

1920年頃からフランスで起こったその芸術運動は、当時重要とされた哲学思想・精神分析学の影響を受けながらも、無意識の探求・表出による人間の全体性の回復を目指したものである。
また、日本語の「シュール」の語源としても有名であるため、ざっくり言うとシュールな感じの絵がよく描かれていたものがシュルレアリスム運動である。

Wikipediaやネットで軽く調べただけでも、シュルレアリスムの代表的作家(あるいはそれに影響を受けた作家)として以下の人物が挙げられている。

  • サルバドール・ダリ
  • ルネ・マグリット
  • ジョルジョ・デ・キリコ
  • マックス・エルンスト
  • パブロ・ピカソ

こうした西洋の美術作家の作品は偉大な遺産ということで、「顕陰」イメージの理解のためにありがたく使わせてもらおう。

「顕陰」イメージの代表作としてサルバドール・ダリの描いた絵を挙げておく。

サルバドール・ダリ「記憶の固執」(1931)

それから、もう一方の「顕陽」イメージの代表作として、画像生成AIで作られた単純な人物画を挙げておく。

画像生成AI「DALL-E 3」で適当に出力した画像

人物画は情念のこもってないものほどそれらしく、AIの絵などはとくにそれらしい。

こうした「人物画」と「シュルレアリスムの絵」の二つは対極の方向性を持っているものとして見ていこう。

シュルレアリスムは「超現実主義」と呼ばれているものでもあるため、形はめちゃくちゃなようでも、実は徹底した情念によって現実を描いているものである。
一方で、AIの描いた人物画は逆で、一見ちゃんと人物を描いているようだけど、実は現実と非常に乖離していて、虚構のものを描いているものである。

上記の二つを対化として理解すると、「顕陽」と「顕陰」の理解も深めることができると思う。
 

土のエレメントと火のエレメント

「顕陽」と「顕陰」の二つのイメージは、偶像に頼らない形でどうやって「顕陰」をイメージするかが難しいわけだが・・・
ここで西洋占星術などで扱われる四大元素論に注目してみよう。

四大元素は「火」「土」「風」「水」の四つである。
(二つ目は「地」との混同をさけるために、今回は「土」の表記にしよう)
それぞれざっくりと説明すると、「火」は直観をつかさどり、「土」は経験や感覚をつかさどり、「風」は思考をつかさどり、「水」は感情をつかさどる。

このうち、経験や感覚をつかさどる「土」物質的なもので、直観をつかさどる「火」精神的なものだと解釈できるため…
この二つは特に「顕陽」と「顕陰」に絡んできそうな身近な概念として重要である。

・・・ということで、「土」「火」のイメージを使ってみるのはどうだろうか?

 

加えて、さらに赤(紅)青(蒼)の色を付加するのもやってみよう。
この二つはそれぞれ「顕陽」と「顕陰」のイメージと親和性がある。

  

自然の力を失った「土」のイメージは「顕陽」になるし…
逆に、物質に対する強烈さを失った「火」のイメージと、その流動的なイメージは「顕陰」のイメージのヒントになるのではないだろうか?


 

エントロピーとネゲントロピー

さて、「シュルレアリスムの絵」も「火のイメージ」もまだまだ底の浅い表象みたいなものなので…
「顕陰」の本質の深さにはまだまだ届いていない。
「顕陰」のイメージはとにかく難しい。

どうしたものだろうか?

これのイメージを深めるために、自分はヌーソロジーの学習をやっているような所もある。

そして、物理学的においてそのヒントとなる現象として「エントロピー」「ネゲントロピー」がある。
まず、「エントロピー」は物理学用語で、端的な意味は「無秩序の度合い」や「乱雑さ」であり、それらを定量化するために使われる用語である。これは熱力学や統計力学の分野で使われる用語なため、その中で厳密に使うとなかなか難しい意味になってしまうが・・・
ざっくり言うと「物事の煩雑さがどんどん大きくなる」みたいな意味になるため、そうした意味で使うことができる。

それから、「エントロピー」と逆の意味のものが「ネゲントロピー」であるため、こちらは「物事の煩雑さがどんどん小さくなる」みたいな意味である。

上記の二つの概念は陰陽と絡めて捉えることができるのではないだろうか?
どんどん増えて複雑になっていくイメージは「顕陽」の方向のようであるし、逆に減っていって統一・統合できるようになっていくイメージは「顕陰」のようである。
また、エントロピーは「陽による分化・造化のはたらき」のようであり、ネゲントロピーは「陰による統一・含蓄のはたらき」のようであるとも言える。

この二つの概念を簡単にイメージ化すると・・・
前者はビックバンのように無限に広がって増えていくイメージになり、宇宙のように巨大なイメージにもなる。
後者は点のように小さいもののイメージであり、素粒子のようなイメージにもなる。

 

そして、ヌーソロジーでは、この二つをマクロミクロとして解釈することができる。
この辺りはヌーソロジー学習の初めの段階で大事になってくる概念であり、「ミクロとマクロの対化」が意識進化のためにまず注目すべき所という位置づけになる。

そのため、エントロピーがマクロの方向性でネゲントロピーがミクロの方向性であり、マクロが「顕陽」側ミクロが「顕陰」側というようにイメージすることもできる。

 
 

実数イメージと虚数イメージ

次に「実数イメージ」「虚数イメージ」についてである。
これもヌーソロジーからのヒントであるため、詳しい説明は以下を参照して欲しい。

■変換人型ゲシュタルト論(42) ~実数と虚数の付随イメージ~

ざっくり言うと、ヌーソロジーでは実数は物質世界の方向にあるものであり、虚数は精神世界の方向にあるものとされている。

この二つは「オイラーの公式」で表れているようにグルグルと回転する仕組みがあり、その仕組みは素粒子のはたらきの基礎になっている。

そして、下記のイメージは簡易的な「実数世界のイメージ」「虚数世界のイメージ」として、自分が作ってみたものである。

 

◆実数の世界&虚数の世界アニメーション

その派生で作った、以下のアニメーションも自分のお気に入りである。

◆昼の森&夜の森アニメーション

この二つのイメージも「顕陽」と「顕陰」に親和性があるので、絡めて考えてみると良いと思う。

 
 

右周りと左周り

次に「右回り」「左回り」についてである。
言い換えると「右に回転してるもの」「左に回転してるもの」だが、この二つは実は「顕陽」と「顕陰」みたいな二つの働きとも関係している。

右に回転しているものを眺めたりイメージしたりすると、意識が特有の方向へと向くし、その逆の回転だとまた違った方向に向く。
精神統一して変性意識に入った状態でそれを行うと、何か分かったりしないだろうか?

これはヌーソロジーで解釈すると電子の回転とか磁界の向きとかに関係していそうであり、それらのはたらきも意識の仕組みと何かしら関係していると言われている。
この辺は宇宙の仕組みにおいて謎な所なのだが・・・とにかく右回りと左回り自体に特別な力がある。

 

左回りがシンボル化されているものに「卍マーク」がある。
これは仏教では吉祥を表すマークであり、悟りの方向へ行くための神聖なマークとして位置づけると「顕陰」側のものとしてしっくりくる。

逆に、右回りがシンボル化されているものに「ハーケンクロイツ」がある。
これは「活力の増大」「強い思考の想起」「集団行動の安定」の力を持ったりするが、全体主義に基づく思考停止をうながすような力も持っているため、人を洗脳するためのマークとしても機能してしまう。
赤や黒を組み合わせるともっと強力になるし、サタン召喚のマークと言っても良いかもしれない。

また、それぞれ「顕陽」は紅色と、「顕陰」は蒼色との親和性があるので・・・
以前に出した「紅色の土」「蒼色の火」に絡めてイメージしてみても良いかもしれない。

 
・・・以上。
「顕陽」と「顕陰」までのイメージについて書いていったので、一旦ここで区切ることにする。
 

イメージ画像いろいろ ~顕陽と顕陰より先~

さて、「顕陽」と「顕陰」のイメージを色々と載せていったが・・・
ここでさらに「新・元陰」「新・元陽」を踏まえて、もう少し新しいイメージを掘り下げていこう。

 
 

シリウスとCG

まず、スピリチュアルや魔術、ヌーソロジーなどの分野において・・・
神聖視される存在に「シリウス」があるので、それについて説明しよう。

単純に「シリウス」といったらまず星の名前のことを指す。
その星は光度が非常に大きい星として肉眼でも確認できるものであり、大昔から人間に観測されていたものなため有名である。

ハッブル宇宙望遠鏡で写真が撮影されているのも有名である。

とても明るく見えるものが「シリウスA」で、左下にちょっと小さく映っているのが「シリウスB」である・・・みたいな話もあるが、スピリチュアルや魔術のようなオカルトの分野ではこれが神聖視されていたりする。
夜空にある美しい星を神秘的なものとして捉えるのは人間の自然な感情であるため、シリウスの神聖視も大昔の人間の感覚として自然なものだと言えるだろう。

これをつきつめると・・・ドゴン族の神話の中にあるシリウスの話とか、スピリチュアル界隈で語られる古代エジプト人はシリウスから来た説とか・・・
色々とあるし、ヌーソロジーも基本的にはシリウスを目指す思想みたいな所もある。

そんな精神上のものとしてのシリウスは、「顕陰」の方向性の先にあるような「神秘の道の先にあるもの」「新しい真理」の象徴としてイメージすると良いと思う。
 

・・・さて、これと逆の方向性を持ったものはなんだろう?と考えたら、CG(コンピューターグラフィックス)が思い浮かんだ。

コンピューターに触れていると、そこに様々なCGが映されることが良くある。
CGの魅力は数学で作られていることであるし、格好良くて魅力的なのは分かるのだが・・・
そんな人工的な数学によって作られた世界は現実にある自然とは全然違っていて、シリウスが象徴しているような神秘性とは逆のものになってしまう。

もちろん、人間の知恵と工夫によってコンピューターを使ってグラフィックスを作ることはできるし、人間の情念を込めれば込めるほど素晴らしい作品を作ることもできるのだが・・・
逆に、人間の情念が込められてないような数学的なグラフィックスがエントロピー増大の法則のように増えていくと・・・どんどん不自然なものが発展するようになってしまう。
そうしたCGで「VR空間」が作られたり、さらに画像生成AIによるCGがどんどん使われるようになると・・・まさしく「人工大地」のような領域になってくる。

画像生成AI「DALL-E 3」で適当に出力したCG

このように、「顕陽の先の人工大地」「顕陰の先の真理」のイメージをつきつめると…
それぞれ「CG」と「シリウス」のようになっていくのではないだろうか?と思う。
 

CGもシリウスも、どこか「数学」が絡んでいるような要素があるため…
そこが調和すれば人間にとって面白いものができるかもしれないが・・・
AIが発展していっている現代において、簡素化したCGとシリウスの方向性は真逆であることを意識しておいた方が良さそうである。
 

Sprit Selfと英雄像

次に、心理学や精神分析学的に重要そうなイメージについて考えよう。

カール・G・ユングが提唱したユング心理学では、人間の「無意識」の部分に着目しながら「自分とは何か?」という問題についてを探っていく。

まず、普通の人間にとっての自分は「自我(Ego)」と呼ばれるものに該当する。
自我は「自分が自分だと思っている自分」であり、常に意識をしている自分の中心にあるものである。
人間らしく普段の生活をしたり、人間らしく社会に適応したり、他者の影響を受けながら物事を考えたり・・・そんな感じで、自我はごく普通の意識の中にある自分に該当するわけである。

その一方で、ユング心理学的に無意識を探っていくと見えてくる「本当の自分」がある。自我は他者の評価を気にして、社会に適応することを先手とするように動くが、本当の自分は他者の評価をあまり気にせず、ありのままの本心を表明することを望むし、大昔から持ち続けているような純粋な意識を持っている。
そうした無意識の中には、「無意識の全体性」の真ん中ぐらいの位置に全体を統合しようとする自分がいて・・・ユング心理学でそれは「自己(Self)」と呼ばれる。

人間の意識と無意識にはそんな仕組みがある中で、「現実に適応する自分」と「無意識にある本当の自分」を統合していき、より高次の自己となって成長していくことを、ユング心理学では「個性化(individuation)」と呼ばれる。

そうした「自己」については、以下のヌーソロジー解説の中でも説明したことがあるし、『河合隼雄を読み直す』シリーズでも説明したことがある。

■変換人型ゲシュタルト論(3) ~「自己」を見つけるために~

■河合隼雄を読み直す(2) ~「個性化」について~

陰陽哲学における「顕陰」は無意識のように認識しづらい領域にあるものであり、その方向に行くことは確実な自己探求の道でもあるため、その先には「自己」の発見がある。
そうした暗い無意識の領域の中で自己をつきつめた時に出てくる光のようなイメージ・・・
あるいは、純粋な精神上にある自己を「Spirit Self」と呼ぼう。

「Spirit Self」は他者の意識を気にしないし、世間で良いと評価されているものを良いとするとは限らない。
ただ「在る」ことが大事であり、自己を表現するための美しさにこだわることはあるが、他者の評価を気にしない中での美しさにこだわったりする。
 

さて、一方でその逆に該当するものについて考えていこう。

無意識のように分かりにくい領域にある「自己」と逆にあるのは…
とても分かりやすい世界に君臨している「他者」である。

我々が普通に生きている社会のおいて、誰もが憧れるイメージとしてあるような人物像のイメージ・・・すなわち、「英雄像のイメージ」がある。
このイメージは純粋な「強い他者」のようなイメージであり、誰もが憧れるものだったり、憧れやすいものだったりする。

この英雄像のイメージの内容はなんでも良い。
便宜上、「戦士」という感じのフリー素材のものを出したが…
流行りのアイドルでも良いし、セクシーで可愛い人間でも良いし、戦ったらめちゃくちゃ強そうな人間でも良いし、何でもできそうなエリート人間でも良いし、超人気の有名人でも良いし、好きなヒーロー像でも良い。

この「他者」を象徴する「英雄像」のイメージと、「自己」を象徴する「Spirit Self」のイメージを対比させると、それぞれ「新・元陰」と「新・元陽」の領域にあるものとしてイメージすることができる。

人間は本来めざすべき「自己」を忘れて、安易に強そうな「他者」にあこがれて、それになりきることに没頭することがある。
そんな「自己」と「他者」を正反対なものとして、上記の陰陽と絡めてイメージしてみると良いと思う。
 

惑星イメージいろいろ

次に、西洋占星術における惑星イメージについてである。

「太陽」「水星」「金星」「火星」「木星」「土星」・・・
地球を回っているように見えるこれらの主要天体は、西洋占星術ではひっくるめて「惑星」として扱われ、ただの巨大の石の塊やガスの塊のようなものでなく、ギリシャ神話の神々のモチーフにもなるような、特別な意味を持つものとして扱われる。

そんなそれぞれの惑星に対して、占星術的な意味を込めた画像を以前に作ったことがある。

◆7大惑星エネルギーグラフィック

さらに、これらの惑星の意味をヌーソロジーによって深掘りしていくと…
NOS側NOOS側の二つに分けることができて、以下のような力を持つと解釈することができる。

NOS側(他者先手の流れ) NOOS側(自己先手の流れ)
<金星>
栄華
(モノに従事)
<水星>
哲学
(モノに従事)
<火星>
他者化
(身体化)
<太陽>
自己認識
(身体化)
<土星>
機械化
(概念化)
<木星>
意識進化
(概念化)

これもまた詳しく話すと長い話になってしまうため・・・
詳しくはヌーソロジー本編で・・・としたい。

そして、上記のイメージも、それぞれ「顕陽⇒新・元陰」と「顕陰⇒新・元陽」に重ねて考えることができる。

以上のイメージから「陰陽哲学」の理解を深めることも今後の展望としたい。
 

イメージから概念を理解するために

さて、「色々作ってみたイメージ」の話を長いことしてきたが・・・

こうしたイメージを駆使して「元陽」「元陰」「顕陽」「顕陰」のそれぞれの感覚をざっくりと掴み、理解を深めることもできるのではないだろうか?

上記で載せていったイメージ色々の中で「白い天」のイメージあたりは特に使える気がするので、個人的にお気に入りである。

しかし、注意点として・・・このように出ているイメージはあくまで「表象されているもの」であることを意識しておこう。

「表象されているもの」によってその概念が100%表現されていることはない。
それは10%ぐらい表現されているか、20%ぐらい表現されているか、40%ぐらいの表現に成功しているか・・・は分からないし、芸術作品に質があるように表象の質によってその違いがあるが・・・
「表象されているもの」は表象の元の概念の片鱗を掴んで理解するためのものである。

だから、それは大元の概念を表す「比喩」であり「一例」みたいなものとして・・・
概念そのものである「イデア」はまた別にあると思っておくと良い。
(また、「氣」もそこにあると思って扱うと良いと思う)

以上のようなことを意識しつつ、イメージを利用しながらも「元陽」「元陰」「顕陽」「顕陰」のような概念の理解を深めていこう。
 

「現代魔術」に必要な発想?

以上。魔術において「イメージすること」の意義を説明したり、色々なイメージを載せていったりした。

これらのイメージに付随して「神」をイメージしたりすると・・・
それぞれの力の源もイメージしやすく、前回説明した「氣」の力も得やすいのではないだろうか?

こうした目に見えない意識エネルギーの世界は、目に見えず扱いずらいだけあって謎が多い。
氣を扱う術や西洋魔術には「伝統」みたいなものがあるが、それはその謎を解明するために続いていった伝統だと言えるだろう。
だからそれらを扱うためには、伝統的なやり方を習ってそのやり方に従うのが確実である。

そうして伝統技法に基づくのであれば、伝統的な方法論が大事だが・・・
とはいえ、イメージを駆使すればなんでもできるという原理も重要である。

とくに21世紀の現代において重要となるのはコンピューターの利用である。
コンピューターを利用した魔術となると、当然のことながら昔の伝統魔術の界隈では誰も思いついていない。
今回これまで載せていったイメージは写真加工やCGを駆使したものになるため、そのイメージを活かした魔術はコンピューターを活かした魔術ということにもなるだろう。

このように、今の時代に適した新しい魔術では新しい発想が必要になるため…
現代魔術の世界はそういうものになるだろう。

そんな感じで、色んな発想を使って魔術やスピリチュアルみたいなことをやっていきたい。

 
(続く)


-【連載】陰陽哲学

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正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

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第1回目はこちら。

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