【連載】変換人型ゲシュタルト論

■変換人型ゲシュタルト論(15) ~プログラム1 次元観察子ψ1~ψ2 方向の対化~

投稿日:2021年7月25日 更新日:

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。


◆◇プログラム1 次元観察子ψ1~ψ2 方向の対化◆◇

いよいよ変換人型ゲシュタルトの本論の説明へと入っていこう。
まずは今現在われわれがいる位置とされる次元観察子ψ1とψ2の理解からである。

早速、書籍『2013:人類が神を見る日』より、以下の引用を参照する。

次元観察子ψ1とψ2は、現在あなたがたが空間時間と呼んでいるものに相当しています
――シリウスファイル: 19900107(168頁)
人間の空間認識において、無限小から無限大へと向かうところに観察されている空間が次元観察子ψ1で、無限大から無限小へと向かうところに観察されている空間が次元観察子ψ2です。
――シリウスファイル: 19910512(177頁)

冥王星のオコツトによると、次元観察子ψ1は空間、次元観察子ψ2は時間と呼んでいるものに相当するとのことである。
それから、次元観察子ψ1は「無限小から無限大」、次元観察子ψ2は「無限大から無限小」へ向かうところに観察されるということで、
次元観察子ψ1はミクロ、次元観察子ψ2はマクロに対応するとも言われている。

つまり、以下のワードが次元観察子ψ1~ψ2の理解のための鍵となる。

次元観察子ψ1:空間・無限小から無限大へ・ミクロ
次元観察子ψ2:時間・無限大から無限小へ・マクロ

 

まずは、基本として空間と時間の対化、ミクロとマクロの対化が次元観察子ψ1と次元観察子ψ2であることを覚えておこう。
 

アニメーションにしてみる

オコツトの言う「無限小から無限大へと向かうところに観察されている空間が次元観察子ψ1で、無限大から無限小へと向かうところに観察されている空間が次元観察子ψ2」のイメージをアニメーションにしてみると、
以下のような感じになる。
 
次元観察子ψ1のイメージ

次元観察子ψ2のイメージ

 
次元観察子ψ1であるミクロと空間の関係は、ミクロから空間が広がる感じであり、
その反映が次元観察子ψ2のため、その逆が時間ということになるらしい。

こうしたψ1~ψ2の二つの概念に挟まれている次元を、
ヌーソロジーでは『点球次元』と呼ぶ。

 

これがヌーソロジー的な「普通の世界」の基本となることを理解しておこう。
 

「表相」について

次元観察子ψ1~ψ2に関する話をもう少ししていこう。
それは『表相』という概念で説明されるものでもあるらしい。

これについては、書籍『2013:人類が神を見る日』を引用すると以下のように書かれている。

ただし、ψ1〜ψ2はもう一つ別の意味として解釈されることもある。それが本文の方にも何度か登場していた「表相」という概念である。表相とは、単純に言えば、ある角度から見た、対象の「見え姿」そのもののことをいう。

表相とは「ある角度から見た、対象の見え姿そのもののことをいう」であり、
それもψ1〜ψ2の世界にあるものと解釈されるらしい。

これについては、以前に紹介した「視点変換3Dルーム」に出てくる
Kitcat実験の図で説明すると分かりやすい。

■変換人型ゲシュタルト論(8) ~変換人型ゲシュタルトとは?(後編)~

「ある角度から自身が見ている、KitCat缶の姿」もまた、
ヌーソロジー的な『表相』と言えるわけである。

それから、「視点変換3Dルーム」で早速出てくる景色などもそうである。

我々にもこういった「世界を観測した景色」があって、
その景色は見ている人によって違う。
わりと当たり前な話だが、
ヌーソロジーの着実な理解はこうした常識からスタートする。

 
↓続き

■変換人型ゲシュタルト論(16) ~「天球」におけるミクロとマクロ~

2013:The Day God Sees God 人類が神を見る日 [ digital edition ]

ヌーソロジーをちゃんと学習するならこれ!
半田広宣さん初出版のものに加えて、
「変換人型ゲシュタルト」のレクチャーが付け足された代表書籍。
PDFのダウンロード版は1650円(税込)。

⇒NOOS ACADEMEIA ONLINE SHOPへ


-【連載】変換人型ゲシュタルト論

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

■変換人型ゲシュタルト論(26) ~光速度イメージが使えるか?~

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。 ◆◇光速度イメージが使えるか?◆◇ 『人間の外面』を知覚するにおいて、 個人的に(Raimuが)すぐしっくり来たやり方がある。 それ …

「変換人型ゲシュタルト論」シリーズ、目次

  「連載」ということで書き続けている、 『変換人型ゲシュタルト論』シリーズの目次をここに載せておきます。 『変換人型ゲシュタルト論』は「Text for learning Noosology」とある …

■変換人型ゲシュタルト論(18) ~「4次元」を理解する話~

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。 ◆◇「4次元」を理解する話◆◇ 前回、以下の推論があった。 ※ 主体の位置は3次元空間の中には存在していない。 ※ 無限遠点とは主体 …

■変換人型ゲシュタルト論(29) ~「外面(前)」と「内面(後ろ)」のおさらい~

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。 ◆◇「外面(前)」と「内面(後ろ)」のおさらい◆◇ 今回はここまでの内容を総括しつつ、 『次元観察子ψ3』の核心部分についてまとめて …

■変換人型ゲシュタルト論(32) ~火のイメージを応用する~

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。 ◆◇火のイメージを応用する◆◇ 前回は「夢の世界」や「エーテル体」など、 抽象的なイメージベースの話をしてきた。 今回の話はRaim …

プロフィール

Author:Raimu

魔術・オカルト全般好きな理系。
サイキックの研究とか、占星術とか、
神秘と科学の考察的な、自分の好きなものを置いていきます。

詳しくはこちら

2021年頃に書き始めたヌーソロジー学習用テキストの新作。
哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

半田広宣さん提唱の宇宙論・具体的イデア論と言われている『ヌーソロジー』。その基本から実践的な入門までを、自分なりに一通り説明したページ。

その他に作ったものはこちら。

『Raimuのプログラミングノート』というプログラミング関連のブログを開設しました。
初心者向けの「プログラミング入門」がメインコンテンツになりますので、よろしくお願いします。

noteで西洋占星術による鑑定を有料で受け付けています。生年月日と出生日時から占う命術鑑定です。
通常コースは4000円、簡易コースは2000円にて受け付けています。

Kindle本など。Amazonで買えます。
「佐道来夢」という名前で出してます。

書籍版Kindle版があり。
「4次元」とは何か?というのが主なテーマ。割と理系的な視点から「異世界」について探求していった本と言っても良いかもしれない。
『ヌーソロジー』の理解に必要な「4次元認識」の実践部分もあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
宇宙論『ヌーソロジー』の入門用。半田広宣さん監修の元、ヌーソロジーの主要な知識を押さえれるコンパクトなハンドブック。
「変換人生活のためのヒント」というテーマの書き下ろしテキストもあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
「リアルな魔法使い」とは何か?をテーマに、「目に見えないもの」との付き合い方や、その仕組みなどについて幅広く書いていった。オカルト的なことを実践していたり、関心のある人に読んでもらいたい本。
詳細はこちら

Kindle版があり。
ユング、フロイト、ラカンなどの「精神分析」のジャンルを、ヌーソロジーの概念を使って説明することを試みた「ヌーソロジー×精神分析」の本。精神分析の概念がゼロからでを分かるようにしつつ、ヌーソロジーの世界観の理解も深めることができる。
詳細はこちら

メイン⇒@raimu_23tm

占い関連⇒@raimu_23tm_thot

ぬーそろじーたん⇒@noosology_tan

アストロロジーたん⇒@astrology_tan