今回はヌーソロジーがなかなか理解できない人向けのテキストです。
ヌーソロジーサロンにて配信中の統心ヌースクールを観た時、「反復練習」ってワードが出てきたのが引っかかりました。
確かに、ヌーソロジーを理解するには「反復練習」みたいなのがいるかもしません・・・
そんなわけで、半田さんの以下のツイートをベースにヌーソロジー理解のためのトレーニング方法について書いてみたいと思います。
⚫︎本来の自己視点を意識に浮上させるために
「意識の位置は無限遠点にある」という感覚を呼び起こすためのイメージトレーニングを書いておきます。
1.視野空間をモニター画面として意識してみる… pic.twitter.com/4bEALjpxam
— 半田広宣 (@kohsen) October 23, 2024
先のテキストではおおまかな項目として以下の三つのポイントについて書かれていたので、それぞれについて詳しく説明していきます。
1.視野空間をモニター画面として意識してみる
2.観測者の位置は不動である
3.自己視点は「無限遠点」にある
1.視野空間をモニター画面として意識してみる
まずは「視野空間をモニター画面として意識してみる」について。
これについては、自分が以前に作った『視点変換3Dルーム』をベースに説明しましょう。
Unityというツールで作ったこれはネット上で動く簡単な3Dゲームのようなもので、こうした3Dゲームでヌーソロジーを説明するのも分かりやすいと思います。
こうした3Dゲームは、3Dの世界をバーチャルで再現していて、それを2Dのモニターに映している・・・という構造になっているので、その世界は簡易的に言うと「2Dの世界」ということになります。
それから、今我々がいるリアルな空間は、それを3次元空間と捉えた場合は「3Dの世界」ということになります。
そして、我々が3Dゲームをやっている時は「3Dの世界」にいながら「2Dの世界」を見ていることになります。
上記のイメージは「ゲームをやってる時のようなイメージ」なので・・・
これを「パソコンのモニターを見ている時の自身の視野空間のイメージ」に近づけると、以下のようになります。
さて、この構造を踏まえて・・・先ほどの半田さんのツイートにあった「視野空間をモニター画面として意識してみる」ことをやっていくと・・・
さらに「3Dの世界」を観ている「4Dの世界」にいる存在についてを意識していくことになります。
この時、「4Dの世界」にあって「3Dの世界」を見ている者が、先のツイートにあった「観測者」に該当します。
また、「4D」と「3D」と「2D」をそれぞれヌーソロジーの用語で説明すると・・・
「3Dの世界」が『人間の内面』で、「4Dの世界」が『人間の外面』に該当します。
さらに「2Dの世界」は『人間の内面』にある内面的な世界なため、『人間の内面の内面』であると説明することができます。
そして、ヌーソロジー的に重要なのは・・・
『人間の外面』にあるとされる「3Dの世界を見ている存在(観測者)」は「前」にあるということです。
「後ろ」ではありません。
だから、「観測者」は、なんとなく後ろで操作してる感じの者とは違います。
これがどういうことか分かるでしょうか?
すぐに理解するのは難しいかもしれませんが・・・これが分かると「目の前にある空間が自分なのでは?」みたいな感覚が分かってくるようになります。
2.観測者の位置は不動である
次に「観測者の位置は不動である」についてです。
これは「4次元を発見するための図」を使いつつ説明してみましょう。
この図については『変換人型ゲシュタルト論』でも説明しました。
半田さんが「4次元」を理解するために、とある科学雑誌を参考にしたことが書籍『人類が神を見る日』に書かれていました。
以下、その科学雑誌の話を引用します。
4次元をイメージするための一つの例を挙げましょう。上に立方体が描かれています。この立方体は、今、平面世界に落とし込まれているわけですから、この平面自体を一応3次元世界と考えてみることにします。ここで立方体の一つの頂点に×印をつけます。この×印のところに鉛筆を一本立ててみてください。どうですか・・・・・・・・・その鉛筆は立方体が存在している平面世界に対して直交していますね。この平面自体は3次元空間を意味しているわけですから、この鉛筆を立てた方向に4次元が存在することになります・・・・・・・・・
まず、n次元目の軸はn-1次元目の軸より90度方向にあるという「次元の法則」があります。
これを分かりやすく説明すると、y軸はx軸より90度方向にあり、z軸はy軸より90度方向にあるみたいな法則です。
そうなると、4次元目の軸の方向は3次元目の軸(z軸)より90度方向(垂直方向)にあることになります。
したがって、3次元世界を平面世界に落とし込んだ場合、それらの軸と90度方向にある4次元目の軸の発見が可能となります。
先の「4次元をイメージするための一つの例」の話では、3次元世界を平面世界に落とし込んだ立方体の一つの頂点のところに垂直な鉛筆を一本立ててみると・・・それが4次元の方向だということが説明されていました。
これと、先ほどの「視野空間をモニター画面として意識してみる」を合わせて理解すると・・・
「モニター画面に落とし込んだ視野空間」と「平面世界に落とし込んだ立方体」が同様のものになるのが分かるでしょうか?
それから、さらに「視野空間の奥行き」と「立方体の垂直方向に立てた鉛筆」が一致するのが分かるでしょうか?
このように「4次元目の軸=奥行き」を意識して世界を見ると、「奥行きは不動」であることが分かり…
さらに観測者が「前」にあることが分かると、「観測者の位置は不動で、視野空間が動いている」の感覚が分かってくるでしょう。
また、以下の「KitCat実験の動画」で「自分がKitCat缶の周りを回っている」かのようにKitCat缶を見て、「不動の自分」が分かるようになると、その感覚がより強固になると思います。
3.自己視点は「無限遠点」にある
最後に「自己視点は『無限遠点』にある」についてです。
ヌーソロジーの基本といったら『人間の外面』の発見です。
そして、『人間の外面』の発見の基本は以下であることが、書籍『人類が神を見る日』に書かれていました。
※ 主体の位置は3次元空間の中には存在していない。
※ 無限遠点とは主体の位置が存在するところである。
※ 主体の位置と対象の位置とを結ぶ空間に人間の外面世界がある。
『変換人型ゲシュタルト論』シリーズでは以上の基本を踏まえて…
「主体とは何か?」「無限遠点とは何か?」「人間の外面とは何か?」といったことを探っていきました。
ヌーソロジー的にそのことをつきつめていくと、『主体』も『無限遠点』も『人間の外面』も前にあることが分かってくるため…
『変換人型ゲシュタルト論』では以下のような図で説明しています。
上記の図に書かれている「ー∞」は「無限遠点」のことであり、そこに「主体」があります。
また、「2.観測者の位置は不動である」で説明されている「観測者」もそこにあります。
『変換人型ゲシュタルト論』ではこうした図を用いながらも、様々なやり方で『人間の外面』を説明していきました。
この辺りは『次元観察子』でいうと『次元観察子ψ3』に該当する話であり、ヌーソロジーの基本になります。
ここから先に『ψ5』や『ψ7』があり・・・さらにその先を深めていくことになります。
基本ができていないとその先の理解が難しいため、この辺りは入門部分として重要です。
そのため、半田さんが「本来の自己視点を意識に浮上させるために」で書いていることを理解する必要がありますし、「イメージトレーニング」と書かれているように何度もやってみると良いと思います。
おわりに
以上。「ヌーソロジー理解のためのトレーニング方法」についてでした。
ヌーソロジーがなかなか理解できない人(とくに入門的で核心的な所が理解できない人)は、先ほども言われてた通り「反複練習」をしてみて、それからヌーソロジーのテキストの理解に挑んでみると良いと思います。